柿沢雄一役 丸山隆平さんインタビュー
◆ドラマ初主演ですが、今の気持ちは?
今回単独初主演ということで、すっごくうれしいです。
単純にこんなに早くドラマで主演をさせていただけることの驚きと、しっかりやらなきゃという責任感を感じています。主演というのは…何とも言えない喜びですね。これから先も僕が活動を続けていく中で、心に残るというか、自分の活動にすごく影響を与えてくれた作品だ! と言えるように、今の自分にできる最大限の表現をして、作品に打ち込んでいます。
◆『オーパーツ』はSF大作ドラマですが、台本を読んだ時の感想は?
4話なので台本を4冊いただいたのですが、あっという間に読み終えてしまいました。派手さだけではなく、現実のみじめさというか残酷さというかそういうテイストも踏まえていて、僕としては感情移入しやすい内容です。"いつか自分も特別な存在になれるはず"と思いながら25歳を迎えてしまっている、そういう主人公・雄一の社会に対してでもない、自分に対してのストレスみたいなものも繊細に描かれているので、SFドラマとしても、人間ドラマとしてもすごく楽しめると思います。
◆主人公・雄一はヒーロー願望を持っていた青年、丸山さんにはヒーロー願望はあったのですか?
ヒーローになりたいという思いは、漠然とは僕にもありましたね。
小さいころですが、人の役に立ちたいとか、自分が存在する意味は? とかぼやっとしたテーマは持っていました。両親によく、「夢を持て!」と言われたこととか、小学校の時に夢がない時期があったな? とかそんなことを思い出しました。
◆今回普通の生活をしていた就職浪人生・柿沢は突然、政府によって捜査官に任命されます。柿沢と同じ立場になったら戦いますか?
多分、柿沢がそうだったと思うのですが、僕自身も追いつめられて動くしかない状況になったら戦うと思います。結局自分に与えられたものは乗り越えられるから自分に与えられるといいますが、本当にそうだと思います。やるしかない時、人は今までやったことのないような行動に至って、自分を越えられるのでは…多分そんなに奇跡とか飛躍した話ではなく、誰もが体感したり、乗り越えたりしながら年を重ねて何かを伝えられるようになっていくのではと思います。僕自身も今回初主演をいただいたことは、そういう自分の中の何かを乗り越えるきっかけをいただいたんだと思いますね。
◆今回は個性派の俳優さんとの共演ですが、現場の雰囲気はいかがですか?
なにか、すごく感覚で皆さんお芝居されたりするイメージがあります。すごく現場にいても空気のようなというか、みんな空気になって混ざり合うような感じなのかな。同世代の方がいらっしゃいますし、すごく恵まれた現場ですね。
◆共演の忽那さんの印象は?
すごくナチュラルな方だなと思います。19歳ですよね!?
どこかで精神年齢は女性の方が8つ上と聞いたことがありますが、それを彷彿としますね。キレイとカワイイの両方が共存している、あまり日常でお会いしたことのないタイプの方だと思います。キレイやなと思う時とカワイイなと思う時があります。好きです(笑)
◆ロケも多かったようですが、寒さは大丈夫でしたか?
そういうロケをしていると、タレントっていいなとか思います。みんな優しくしてくれる。カメラさんとか照明さんとかみんな手を真っ赤っかにしているのに、僕はコートもらったり、カイロをいただいたりとか配慮をしていただけるので、快適ですね。タレントってラッキー!! その分頑張らなきゃと思います。
◆第六感を信じますか?
僕は信じますね。第六感というか霊感はありますね僕。泊まるホテルでたまに気持ち悪くなります(笑)。これも第六感っていうのか…僕は女性の勘が怖いですね。
オカンの勘とかすごく怖いですね。「サボってんちゃうやろか?」と疑われて電話が来た時がたった一回のサボりだったり…。塾の時とかね、女性の勘ってホント怖いですよね。
◆タイムマシンがあったら過去と未来どちらに行きたいですか?
どちらにも行かないですね。過去に行って悔やむのも嫌だし、未来に行って先を知ってしまうのも嫌です。ご褒美がなくなるというか…ですから、このままでいいかなって思います。
今、割と新しいものに出会って、自分に影響を及ぼすものと対峙するのが楽しい時だったりするので…未来に行くのは嫌ですね。過去についても、僕、嫌なことはすぐ忘れる方なので、結構性格に恵まれていると自分で思うんですが(笑)、過去のことはタイムマシンがなくても自分の中で良い思い出に変えたりできると思うので、行きたくないです。思い方次第だと思うので…ごめんなさい夢がなくて(笑)そういうところ頑固なんですよね。
◆ドラマのここを見て欲しいとかありますか?
見る方の自由を奪いたくないので…特にそれはないですね。とにかく見て欲しいです!!
今までにないドラマだと思うんですよね。見たことないぞっていう印象を持ってもらいたいです。見ておかなきゃ損だよ(笑)。えっあれ見てへんの? みたいなことになっちゃうよって感じです!!
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