ライアーゲーム
シーズン2
◇ Game's explanation ◇

○大将戦『回らないルーレット』

【直の必勝法】
秋山から勝つ方法は教わったものの、要はこのゲームは心理戦となる。直は、福永 に自分のウソのクセを対戦相手の小坂に伝えさせた。2度の親でそのクセを見せつけることで小坂を見事に信じ込ませ、3度目の親の時に大きく賭けさせて自身を勝利に導いた。

しかし、直の確率論は…
クセを信じ込ませた直は、さらに自分を間抜けなプレーヤーに見せるため、3回目の親の勝負前に、小坂に自身の確率論を展開しました。
賭ける場所は4つしかないので、小坂が一点賭けで3連勝する確立を、
1点賭けで勝つ確率1/4×1点賭けで勝つ確率1/4×1点賭けで勝つ確率1/4=1/64
と、低く見積もったのです。

確かに、3連勝する確率は1/64ですが、これは言わば結果論(3連勝した時)のようなもの。実際はまだ3回目が行われていないので、計算式のように、1ゲーム毎の勝率は毎回1/4と変わらないのです。これで完全に小坂は直を侮ることになったのです。

私たちの生活でも、確率をかかげる身近な遊具があります。
大当たり確率1/300とかいう例のアレですよ。
アレも確率を誤解すると痛い目にあいます。
1000ゲーム大当たりしていない遊具を発見=2回以上大当たりをスルー=そろそろ大当たりするハズだ!! ラッキー! などと思うなかれ…。
そうです。
あくまでも1/300というのは、毎ゲームにおける確率。
300ゲームに1回は必ず大当たりする、あるいは、かもしれないのではありません! その後も、大当たり確率は毎ゲーム1/300なのですから、すぐに当たるかどうか、分かったものじゃないです。みなさん、娯楽もほどほどに…。

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