絶対零度
- インタビュー -
桜木泉役 上戸彩さん
初めての刑事役ですね。
新米刑事でよかったなと安心しました。これまでの作品などでみなさんが今の私に抱いているイメージとガラリと変わることは、見ている人にもやっている側にも違和感を与えてしまったり、大きな壁となってしまうことがあるけど、"新米"と付くことで少しは自分らしく表現できるかなと思っています。
クランクイン前に準備されたことはありますか?
刑事ものといってもアクションではなく、事件の真相を調べていく展開なので特に準備したことはありません。ただ、過去に起きた未解決事件を捜査するので、台本が過去と現在が入り混じったとても複雑な作りになっているので、きちんと理解するように毎朝読み返してました。映像ではとてもわかりやすくなっていますし、各物語の後半には、桜木泉と(過去の事件の)被害者がリンクするような演出もあるので、そこをおもしろく見せられたらいいなと思っています。
桜木泉をどのような人物ととらえていますか?
まだ始まったばかりで細かいことは現場で作り上げていこうと思っていますが、少しオタクっぽい雰囲気を出したいと考えています。あまりマニアック過ぎると見ている人が引いてしまいそうなので、ほどほどなオタク感を出したいなと。…って、難しいですね。言いながら大変そうだなって思いました(笑)。
何オタクなのでしょう?
"調べオタク"です。調べることが大好きで、事件に関係ないことでも気になったら何でもとことん調べてしまう人です。そして、それをメモする。だから、泉のメモ帳にはいろんなことが書かれています。事件のこと、調べた過程や結論、自分が食べたものまで何でも。調べオタク&メモオタクですね。
ポスターでは黒スーツがバッチリ決まっていて"できる刑事"に見えます。
ポスターではそうなんですが、普段の泉はカジュアルスタイルです。有能どころかまだ何もできない新米刑事なので、それに合った格好になってます(笑)。
髪型は桜木泉をイメージしたものですか?
台本に「寝ぐせがひどい」というのがあって、パーマをかけた方がより大げさに見えるかなと提案させてもらいました。まだ自分で見慣れてないせいか、カツラをかぶってる気分です(笑)。ほかにも、泉はコンビニ愛用者らしくカバンには常にコンビニで買ったであろうものが入っていたり、バナナが大好物で常にバナナを食べてますね。本当は刑事らしく(?)あんパンと牛乳もいいなと思ってるんですけど、泉はバナナなんです(笑)。もし「こんなバナナの食べ方もあるよ!」「速く皮がむける方法があるよ!」というおススメがあったら、ぜひホームページまでご一報ください(笑)。参考にします!
演じるうえで意識していることはありますか?
新米でかつオタクっぽい部分と、事件に向かう真剣な部分のギャップはしっかり出したいなと思っていて、どう演じるべきかを考えてます。あとは、声のトーンや話し方も役のイメージの大きな要素となるので、重過ぎず、軽過ぎずを意識してますね。
上戸さんが泉と共通しているなと感じる部分はありますか?
徹底的に真実を追究しようという姿勢と正義感は似ているかもしれません。ただ、私の場合は、人のためになる場合に限ってですけど。誰かのためになるなら時間や労力を割くことは惜しまないけど、自分のためとなると、とたんに心が折れてしまいます(笑)。
共演者の方たちの印象は?
楽しい方ばかりです。宮迫(博之)さんや丸山(智己)さんはおもしろい話をたくさんしてくださって現場を盛り上げてくれますし、さや坊(山口紗弥加)は以前から仲良しなのでいろいろ相談もできる。驚いたのは(杉本)哲太さんや中原(丈雄)さんがとても"天然"で、オチャメさんだったこと(笑)。みなさんのおかげで、ハードスケジュールでも楽しく過ごせてます。先日は、宮迫さんに(挨拶の)「宮迫〜です!」を伝授してもらったので、どこかで活用したいと思います。北大路(欣也)さんは、私にとっては"お父さん"なんですが(笑)、実はお会いするのは2度目。まだ少ししかお話できてないので、これからたくさんお話できればいいですね。
作品のみどころをお願いします。
現在と過去が入り組んだストーリーや、個性豊かな4係メンバーの掛け合い、温かい雰囲気のある長嶋と泉のシーンなど、楽しめる要素がたくさん詰まっている作品です。いろんな視点で楽しんでいただければいいなと思います。ぜひ、見てください!
上戸さんの中で未解決のままになっている出来事はありますか?
基本的に未解決は嫌いなので、疑問に感じたことや揉め事は答えがでるまでその都度ちゃんと話し合いをしています。あえてあげるとしたら、今年に入って仕事が続いていて、それらが終わったら休みをもらおうと思っていることがまだ解決してませんが、解決に向かう予定です(笑)。
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