アテンションプリーズ
-Story-
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同じころ、整備士の渡辺(小市慢太郎)は、私物を抱えて廊下を歩いていた桜田に声をかける。渡辺も、桜田が機長を引退することを聞きつけたのだ。桜田は、いままで世話になった礼を言うと、渡辺に握手を求めた。
あくる日、訓練部部長の太宰(井上順)と三神は、洋子たちにOJTの最終審査の結果を伝えた。三神クラス全員が合格だった。太宰から辞令を受け取り、三神にOJTのバッジを返す弥生や沙織たち。三神の前に立った洋子は、三神のことが嫌いだったが、三神がいなければいま自分はここにはいなかった、と告げると、「どんなマニュアルより、三神教官自身が一番の教えです」と続けた。三神は、戻ってきたバッジを見つめながら、全員が合格した喜びをかみ締めていた。
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