アテンションプリーズ
-Story-
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同じころ、洋子たちは、東京行きの便に乗務していた。が、着陸直前、洋子が乗客の落としたイヤリングを探していたせいで、客室の着陸準備が遅れてしまう。到着後、その件を桜田に問われた洋子は、キャビンアテンダントとして当然の心遣いをした、などと言って胸を張った。すると桜田は、速やかに安全確認をするのが仕事ではないのか、と厳しい口調で洋子を責める。キャビンアテンダントが客室をコントロールしてくれなければ安心してコクピットに座れない、というのだ。洋子は、いつもと違う桜田の厳しい表情に、驚きを隠せなかった。

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