アテンションプリーズ
-Story-
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あくる日から洋子は、三神とマンツーマンで補講を受けた。その際、洋子は、三神に命じられて書いたレポートを提出した。そこには、「キャビンアテンダントとしての適正を身につけるべく今後は真摯な態度で延伸に臨む」などと書かれていた。それを読んだ三神は、すぐさま書き直しを命じると、すべての基本であるお辞儀の仕方などをもう一度洋子に練習させる。しかし洋子は、すでに理解しているはずの訓練を一からやり直す意味が理解できず、上手く笑うことすら出来ない。業を煮やした洋子は、いつまでここにいたらいいのか、と三神に問うた。すると三神は、半端な人間は空には出さないから永遠にOJTには進めないかもしれない、と答えた。

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