アテンションプリーズ
-Story-
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夜、展望台でぼんやりと滑走を見つめていた洋子のもとに、翔太がやってきて声をかけた。そこで、秀華に感謝されて嬉しかった、とつぶやく洋子。翔太は、そんな洋子に、初めて飛行機に乗ったときのことを饒舌に話し始めた。それはDC10という機種だった。洋子は、飛行機を愛する翔太の気持ちを知って笑顔を見せると、ポツリとつぶやいた。「変なの…もう会うこともないのに、あのお客さんのこと考えてるんだ。もう着いたかなあ、とか、旅行楽しんだかなあ、って…」と。翔太は、そんな洋子に、それがキャビンアテンダントの仕事じゃないのか、と言い…。
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