僕とスターの99日
Story #10
2011.12.25.Sun.On-Air
最終話
並木航平(西島秀俊)への気持ちを貫き、女優引退宣言をするとともに事務所を飛び出し、小さな部屋で一人暮らしを始めたハン・ユナ(キム・テヒ)。
普通の生活に必死で馴染もうとしているユナの姿に違和感を覚えた航平は、翌日、ドラマの撮影に向かうユナの後をこっそりとつけるが、電車の乗り方すら知らないユナは案の定現場に遅刻してしまう。高鍋大和(佐々木蔵之介)の配慮で、撮影終了まではヒジン(韓英恵)が付いてくれることになるが心配は尽きない。航平は、警備会社の社長になった近藤保(石黒英雄)から専務待遇での復職を提案されるが、それを断った。さらに沼田光代(片桐はいり)へたこ焼き屋の手伝いもできないと宣言する。
翌日、ユナの前にボディガードの格好をした航平が現れた。ユナは驚くが、航平は自分には守ることしかできないからと強い口調で説得し、ボディガードとして復活する。撮影スタジオでユナを待っていた記者たちは、航平が現れたことで大騒ぎに。もみくちゃになりながらもユナをかばって現場に送り出す航平。ユナが現場に到着すると、高鍋がテレビで記者に囲まれた航平の姿を見つけた。航平は記者たちを前に、ユナだけが矢面に立って自分が隠れていることはつらく、ユナの残り少ない女優の日々を仕事に集中させたいと会見を開いた理由を説明。ユナのことは好きだけど結婚は考えたこともないと、正直な気持ちを話した。さらに、約束の99日が終わった後はどうするのかという橋爪和哉(要潤)の質問には「何もないと思います」と答えた。それを聞いていたユナは、会見を終えた航平に笑顔で99日をまっとうしましょうと声をかけた。また、航平は芹沢直子(朝加真由美)にユナを許して欲しいと頭を下げに行くが、芹沢は無理だと突き放す。
そんな中、ユナの部屋にテソン(テギョン)が訪ねて来た。テソンは韓国へ戻り、夢であった弁護士を目指してロースクールに入って法律を勉強することを告げる。ユナは離れていても心が迷子にならないようにとカシオペア座が描かれたキーホルダーを渡し、見送った。テソンの帰国を知った並木桃(桜庭ななみ)は悲しむが、涙をこらえてテソンを見送る。高鍋は夏目純吉(古川雄輝)にクビを宣告。驚く夏目にある劇団の名刺を渡し、独り立ちするように声をかけた。
撮影最後の日になった。無事に撮影が終わると、ユナは航平に今夜ハリウッドへ発つことを告げる。映画のオファーは断ったものの、オーディションがあることを芹沢が知らせてくれたのだという。これまでのお礼を言うユナに、航平も幸せな99日だったと告げ、お互いに「さようなら」を言うと離れ離れになる2人。その夜、「みっちゃん」でクリスマスパーティーが行われた。ユナへの気持ちを吹っ切るように元気なふりをする航平だが、サンタの格好で現れた高鍋の言葉や、橋爪が匿名で置いていったユナとの日々の写真に背中を押されるように空港へ走る。
空港でユナを見つけ駆け寄った航平は、自分だけの星はユナで、どこにいても見えるように輝いてくださいと告げ、2人はしっかりと抱き合った。
1か月後。みんながそれぞれの場所で頑張る中、航平も天文台へ就職していた。その天文台に突然ユナが現れた。ビックリする航平にユナは、オーディションに合格して、撮影に入る前の準備期間を利用して航平に会いに来たと話す。相変わらずの口調で話す2人はとても楽しそうで…。
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