ハチワンダイバー
-第9話-
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菅田健太郎(溝端淳平)は、中静そよ(仲里依紗)と妹・歩美(大政絢)とともにやってきた「鬼将会」本部で、歩美から自分は鬼将会のメンバーだと明かされる。突然の告白に菅田とそよが驚愕する中、歩美はそこにピアノがあるかのように、宙で鍵盤を叩き始める。菅田には聴こえないが、そよにはそれがショパンの「革命」として聴こえる。鬼将会は、夢を奪われた者たちの革命の場所で、自分も"夢奪われた者"のひとりなのだと歩美は言う。実は、菅田よりも将棋の才能がありプロを目指したかったが、菅田がプロを目指し上京してしまったため、経済的な理由から諦めざるを得なかったのだ。菅田に将棋を奪われて以来、いつか兄を倒そうと心に決めていたという。そして、歩美は菅田に対局を迫る。負けたほうが、将棋を捨てることを条件にした勝負だ。拒めばそよが傷つけられると知った菅田は、それを受けることに。菅田はたとえ歩美から将棋を奪っても、怪しい連中から妹を取り戻そうと心に誓う。歩美は宙で鍵盤を叩きながら、両手で駒を指すという独特のスタイルだが、リズミカルに繰り広げられる手に菅田は引きづられる。鬼将会の大将に実力を認められているという歩美は、大将とともにプロを倒すことが自分の使命なのだと、力強く駒を指す。そんな中、菅田が指した手に激昂する。
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