ハチワンダイバー
-第7話-
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その後、アパートに戻った菅田が家族からの手紙の束を手にしたとき、部屋のドアが開き、六車里花(安田美沙子)が入ってくる。里花は、近況を一方的に話したあと、思い出したように『鬼』の駒を渡す。数日前、菅田の部屋の前で拾ったのだという。それを聞き、歩美がアパートまで来たことを知った菅田は、街へ飛び出し歩美を探し当てる。
菅田と対峙した歩美は、実家や家族を省みない菅田のせいでみんなが辛い思いをしていると、悪態をついて菅田を責める。そんな歩美に菅田は、なぜ『鬼』という組織の仲間になったのかと尋ねるが、歩美は仲間ではなく、『鬼』の駒をばらまくことで本物の組織が接触してくるのを待っているのだと明かす。3年前、父親にケガを負わせたその組織を潰すのだと息巻く。それが、プロになれなかった自分が将棋に命を賭ける最後のチャンスだとも言う歩美は、菅田の制止を振り切ってその場を去る。
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