ハチワンダイバー
-第6話-
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住み込みでの修行に備えるため、菅田は着替えなどを取りにアパートへ戻る。手早く荷物を揃えると、思い立ってメイド・みるく(仲)を呼ぶ。いつもとは違う白いメイド服に身を包み現れたみるくを前に菅田は、斬野に負けたことを謝ると、必ず斬野を倒すと宣言する。そして、「強くなって戻って来ます!」と叫びながら、みるくを残してアパートを去っていく。
翌日から、菅田の修行が始まる。まず、二こ神が言い渡したのは、待ち時間なしの「10秒将棋」だった。それぞれ10秒の持ち時間の中で、瞬時に指し合う秒刻みの将棋だ。しかも、デスマッチで、どちらかが根を上げるまで指し続けるのだという。菅田は快調に飛ばし、10連勝を記録。波に乗っているかのように思えたが、20局目あたりから風向きが変わってくる。そして、23勝48敗と負けが込むうち、疲労がピークに達し、気を失ってしまう。負けはしたが、それでも最後まで根を上げなかった菅田を、二こ神は微笑んで見つめる。
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