ハチワンダイバー
-第6話-
[2/6]
オッパイの感触を知った今、菅田の棋力は半分になっているという二こ神。その力を戻すためにも弟子になれと迫るが、自分には師匠・鈴木歩人八段(小日向文世)がいるからと断る。
そんなところへ、男が二こ神を訪ねてくる。20年前に二こ神が打ち負かした、プロ棋士・海豚一郎七段(池田鉄洋)だ。二こ神に再会した海豚は、自分を凌ぐ棋力を持つ二こ神が落ちぶれているのが信じられないという。すると、二こ神は「鬼」と描かれた駒を出し語り始める。それによると、「鬼」は真剣師の中でもトップクラスの強豪が集まった組織で、若かりし二こ神も彼らと対局した。あろうことか、自らの命を賭けて――。ところが、彼らに敗れてしまい殺される寸前に、命からがら逃げ出したのだという。そして、気づいたら今自分がいる場所にいたのだと。それを聞いた海豚は、自分が二こ神に負けて味わった屈辱に比べれば、取るに足らないと笑い飛ばす。そして、あの敗戦以来、強くも弱くもない平凡な将棋人生に陥ってしまった自分に決別すべく、プロとして二こ神を倒しに来たのだと息巻く。そして、ふたりの対局が始まる。
[前へ|次へ]
△もどる
0.ハチワンダイバー TOP
(C)フジテレビジョン