ハチワンダイバー
-談話-
問:特に、溝端さんは大杉さんのことを「頼れる大先輩」と、とても尊敬されているようでした。
いや、いや、僕も一生懸命やるだけですよ。キャリアがあると落ち着いてやっているように思われますけど、そんなことはないんです。いっぱい、いっぱいですよ。ただ、僕は自分が過去に何をやってきたかってことよりも、今、自分が何をやっているのか、何ができるのかってことのほうが、大事なんじゃないかと感じていて。そういう意味で言うと、いつもヒヤヒヤしているくらいがいいんですね。ヒヤヒヤしていれば、一本一本の仕事に全力で向って行ける。そういう自分のほうがいいんです。だから、現場に立てば18歳の彼らと一緒なんです。そこで勝負するしかない。僕は作品はみんなで作っているつもりでいるから、「俺は、こんなんじゃなきゃ嫌だ」というのも全然ないですし、監督が「こうしたい」と言えば、僕もそうしようと思う。自分を主張するだけではなく、全体を見ながら作っていくことのほうが僕には向いているようなんです。……ちょっと、本質的な話になっちゃいましたね(笑)。
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