33分探偵
- 調査報告書(2) -

【依頼内容】クランクイン

その直後、殺人現場には六郎の助手・リカコ役の水川さん、大田原警部役の高橋さんが駆け込んできたり、部屋の隅では茂木刑事役の戸次さんが目撃者に聞きこみを行っていたりと、ますます殺人現場っぽさ(?)が増す。しかし、ここから数秒前までの神妙な空気が変わり始める。まずは堂本さんが奇妙な動きを始める。六郎は死体が苦手で直視できない設定のため、大田原が傷を確認するために布をめくった途端に死体を見ないように位置を移動するのだが、その動きはとても怪しい。まるで飛雄馬を見守る明子姉ちゃんのようなポジショニング。続いて、茂木がリカコと大田原に事件の詳細を報告するシーン。3人の会話がこれまた緩い。そんな緩い会話の背後でまたしても奇妙な動きを見せる堂本さん。4人ともやってることも言ってることも変なのに芝居はものすごーく真剣。緊迫感すら漂うほど。あまりのギャップに、現場はリハーサル中だというのにスタッフの笑い声が絶えない。2回目のリハーサルでは、高橋さんが胸を刺されているという設定の死体を見ながら「顔がぐちゃぐちゃになってる…」とアドリブを言い、死体が笑い出すという事態も。そんな調子でリハーサルが終わり、いったんスタンバイに。

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