帰ってこさせられた
33分探偵
- ストーリー -

鞍馬六郎(堂本剛)は、大田原警部(高橋克実)の部下・三島と見合いをすると気合い満々のリカコ(水川あさみ)に付き添って京都へやって来た。駅に着くと、捜査で来られなくなった三島の代わりに氏家(沢村一樹)が2人を迎える。氏家も別件の老舗旅館の主人・倉吉光男(森下哲夫)が殺された事件の捜査中と聞いた六郎は、観光すると言い張るリカコの意見を無視して手伝いを申し出る。

現場で殺害状況を聞き、すぐに顔見知りの犯行と判断した六郎に対抗するように意見をぶつけてくる氏家。その矢先、大田原の命令で京都に来ていた茂木刑事(戸次重幸)が、全身に返り血を浴びた旅館の板長・山崎(久ヶ沢徹)を犯人だと連行してきた。解決かと思われたその時、六郎は事件を33分もたせることを宣言する。

六郎は、犯行時刻に魚の仕入れのため小浜に出かけていて不在だった番頭の若葉(中村有志)に疑いをかける。誰もが犯行は不可能と思っているなか、六郎は鉄道やレンタサイクル、運転時間外のバスや飛行機を使って若葉が京都と小浜を往復するトリックを説明。あまりに強引なトリックに若葉の容疑は晴れたと思われたが、六郎は茂木が発見した被害者の残した山崎の電話番号を無理やりな解釈で再び容疑をかける。しかし、光男と若葉が旅館の建て直しに必死だったことが仲居・本山直子(山村紅葉)から証言され若葉の容疑が晴れた。

捜査中の六郎とリカコは、旅館の中庭の残り雪に一筋の線と鳥の足跡のようなものを発見。さらに光男の娘・紀美(桐谷美玲)が大学進学や旅館経営のことで光男を激しく恨んでいたという情報を得る。それらの状況から、紀美が犯人で山崎は紀美をかばっていると推理する六郎だが、犯行が立証できない。情報を求めて情報屋(ナイツ)の元へ向かった六郎は、直子が被害者の弱みを握っていて金銭絡みでもめていたという情報を聞く。結論にたどりついた六郎は関係者を集めた。そして、犯人は光男がいつも厳しく叱っていた山崎であることを告げる。事件は解決、三島が前の彼女とヨリが戻ったことがわかりリカコの見合いもパーになり、京都を観光していた六郎たちの元へ大阪の事件の知らせが…。

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