帰ってこさせられた
33分探偵
- ストーリー -

鞍馬六郎(堂本剛)とリカコ(水川あさみ)の元へ大田原警部(高橋克実)がやってきた。占い館で人気占い師・アンジェラ(森脇英理子)が殺害される事件が発生したのだ。超有名なアンジェラの名前を聞き、一気にテンションが上がるリカコ。

現場に到着した六郎が捜査に意欲を見せたところで、茂木刑事(戸次重幸)が犯人を連れてきた。犯人は占い館社長の根元しずえ(久保田磨希)で、占い館を辞めると言われ口論になった末に殺害したと自供。しかも、アンジェラの部屋に入るしずえの姿が監視カメラにばっちり映っていたのだ。あっという間に事件解決かと思われたが、六郎はこの事件を33分もたせると宣言する。

六郎は、占い師のバロン(近江谷太朗)がアンジェラにアプローチしていたことに着目。そのバロンに思いを寄せていた占い師のミサト(小日向しえ)に容疑をむける。占い師としての人気もバロンも手に入れたアンジェラに嫉妬したミサトが、巨大風船で圧迫しアンジェラを窒息死したと推理する六郎。推理の矛盾をつかれても強引にひっぱる六郎だが、ミサトが好きだったのはバロンではなくアンジェラだったことがわかった。気持ちを切り替えた六郎は、今度は館を知り尽くしているはずのしずえが監視カメラにあっさり映っていたことに疑問を感じ始める。六郎たちが聞き込みに奔走している間、占い館ではバロンが占い師の柴田(三上市朗)に余計なことは言わないようにと口止めをしていた。さらに事務所では事務員の武田(大久保麻理子)が周りをうかがうようにして電話をしていた…。

聞き込みでしずえ社長とバロンが激しく言い争っていたとの情報を得た六郎は、さらなる情報を求め鑑識に向かった。鑑識官(佐藤二朗)からアンジェラの絞殺部分から植物性の成分が検出されたことを聞く。六郎は、しずえの服を着てカモフラージュしたバロンがメキシコに咲く特殊な性質を持つ花を使いアンジェラを殺害したと推理。しかし、バロンはしずえの夫で、共にアンジェラを占い館に引きとめていたことがわかりこれまた犯人ではないことが判明。

新たな情報を得るため情報屋(オードリー)の元へ向かった六郎。そこでしずえには運営資金をめぐる秘密があり、その秘密をアンジェラと武田に知られてしまったという情報を入手。情報を整理した六郎は全員を占い館に集めて犯人を告げる。六郎が示した犯人は、自白した通りやっぱりしずえだった。

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