33分探偵
- ストーリー -
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フレンチレストランにやってきた鞍馬六郎(堂本剛)とリカコ(水川あさみ)。少し離れた席で見合いをしている大田原警部(高橋克実)にアドバイスを頼まれたからだ。レストランのオーナー・中田修二(大高洋夫)の妻・めぐみ(阿南敦子)が、いつまでも独身の親友・前島慶子(堀内敬子)を心配して見合いを一方的に計画。修二の大学時代の友人である大田原に話が回ってきたのだ。すっかり舞い上がっている大田原に慶子は意外にも好感触。しかし慶子がトイレで席を外した直後、店内に悲鳴が響き渡った。バルコニーに駆けつけた六郎とリカコと大田原は、背中から血を流しうつ伏せで死んでいるめぐみと、その脇でナイフを片手に呆然とへたりこんでいる慶子を発見する。めぐみを抱きかかえて悲しむ修二は大田原に慶子を逮捕するように訴えるが、大田原は好意を抱く慶子の逮捕を躊躇してしまう。すると六郎の「果たしてそうでしょうか?」が飛び出し、事件を33分もたせることを宣言する。

警察署に連行された慶子は、幸せそうなめぐみを妬ましく思っていて次々と男性を紹介してくることにも苛立っていたと自供。レストランに戻ってきた茂木刑事(戸次重幸)が状況から見ても慶子が犯人で間違いないと報告するやいなや六郎は事件発生直前に店内で大ゲンカしていた夫婦に容疑をかける。夫婦ゲンカの末、妻を殺そうとした夫が仲裁に入っためぐみを誤って殺してしまったという六郎の推理は完全なアリバイの前に瞬時に崩れ去る。

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