天才ダ・ヴィンチ最大の謎と秘密の暗号

◆堺雅人の世界ミステリーツアー

・イスラエル 安息日

ところで、ロケ隊がエルサレムを訪れた日はちょうどユダヤ教の「安息日」であった。
「安息日」とは、簡単に言うと"仕事をしてはいけない日"。
ところが、この「仕事」というのは労働という意味ではない。日常のあらゆることが「仕事」とされている。たとえば…

(1) テレビのスイッチをつけてはいけない。
(2) トイレットペーパーを切ってはいけない。(安息日に入る夕暮れ前に、トイレットペーパーをちぎっておくのは、子供たちの大事な仕事らしい…)
(3) エレベーターのボタンを押してはいけない。(ロケ隊が泊まったホテルでも、ユダヤ人用のエレベーターが一台、ボタンを押さなくてよいように、各階とまりの「各駅エレベーター」になっていた。)

そして、料理もしてはいけないから、ホテルの食堂に人がつめかけ、大混雑。
(ちなみに写真のシャッターを押すことも「仕事」になるので、こっそり撮影!)

食堂には陽気な笑い声と、歌うような祈りの声がこだまし、あふれんばかり熱気が立ち込めていた。

ちなみに、メニューはほとんどが野菜料理で、とってもヘルシー。死海が近いためか、ミネラルをたっぷり含んだ土壌で、サンサンと照る日の光を浴びて育った野菜はとても濃く"パワフル"な味だった。

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