天才ダ・ヴィンチ最大の謎と秘密の暗号

◆荒俣宏の"超"ダ・ヴィンチ・コード講座

IV.13日の金曜日

13日の金曜日って西洋じゃ縁起が悪いって話になってますね。これは、最後の晩餐も13日の金曜日だったし、テンプル騎士団がフランスで大虐殺されたのも13日の金曜日だったりして、キリスト教の中にたくさんあるジンクスの一例だと言うことができると思います。 金曜日自体がすでに安息日ですから。何か物事をやってはいけなかったり、決められた物は食べないとか、タブーの日ですよね。このタブーの日にそういう悲惨な出来事が起きたってことです。
キリストの時代には数字はとても重要なコードでした。13という数字を見ただけで反応する時代で、それに金曜日っていうのがセットでコードになって、それが今の時代に至っても、我々の記憶に不吉イメージを呼び起こすことになりました。
また13は数秘術などに関係しているんだと思います。
足したり引いたり掛けたり割ったりするのに非常にやりにくい数字
具体的に、4という数字は2で割り切れ、形も四角い形ができるので安定したイメージ。
3も平面を作る時に3つの点があれば面積が出てくる。
2つの点では線だけだけど、3になって初めて形が出てくるので、三位一体を含めた3は非常に重要な数字。
5は10進法でいうと真ん中、中心なので、王様とか大地の中心になるものはみんな5。
五望星、星の形…ダ・ヴィンチも人間を星の形にして人間は宇宙の中心とした絵を描いた。
ダ・ヴィンチの時代、数字を一つの暗号に使うことはキリスト教でも行われてきました。

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