お店情報
豊前裏打会は、「麺」にこだわり独自のうどんを創り上げる職人集団。小倉にある店「津田屋官兵衛」を総本山とする裏打会には、うどんにうるさい九州の人々も一目置くという評判の店々が名を連ねる。その裏打会の店の一つ「豊前うどん武膳」が、東京で2番目の店としてヴィーナスフォートのフードコートに登場した。
全国の麺を食べ歩き、おいしいさを極めた末に創り上げられたこの麺は「豊前うどん」と名付けられた。しかし、私たちが普通に思い浮かべるどのうどんとも似ていない。まずその細さ。細さだけをわかりやすく例えるなら、スパゲティぐらいの感じ。これは食べやすさと喉ごしを追求した結果であって、うどんの無骨さが取り除かれ、それどころか繊細さを感じさせる味わいである。そして、特筆すべきはその弾力!固すぎず、柔らかすぎず、なのにコシがあってモチモチとした歯ごたえはくせになりそう。モチモチ、ツルツル、キラキラ、である。この個性的な麺の秘密は素材にあるようだ。通常のうどんと同じ打ち方をしたのでは切れやすくなってしまう細麺も、数種類の小麦粉を独自にブレンドすることによって、細いだけでなくコシを生み出すことにも成功。材料となる小麦粉は、ダシに使用する削り節などの食材と共に九州から毎日届けられる。九州で認められた裏打会のこだわりと味が、東京でもしっかり表現されているわけだ。
これはヴィーナスフォートにやってくる女性客に相当受けるのでは…と思って聞いてみると、予想に反してファミリー層が多いんだとか。やはり通常の「うどん」のイメージで、小さな子でも高齢者でも食べやすい食事、といった捉えられ方をしているようだ。もったいない!一度食べてもらえれば、この違い、やみつきになると思うんだけど…。
供される調理方法は、温かいつゆの「汁麺」、盛られたうどんにつゆをかけて食べる「ぶっかけ麺」(麺は冷たいのか温かいのかを選ぶ)、ざるうどんの「つけ麺」(現在は冷たい麺のみ)。麺はオーダーが入ってからゆで始めるので、4〜5分お待ちを。これからの季節はあったかいうどんでホッとしたいところだけれど、麺のモチモチ感を特に楽しみたいという方には、麺の特長がより感じられる冷たい麺をおすすめ。なんと、冷たい用と温かい用で麺を使い分けているのだ。
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