THE MOVIE KING 08
お台場映画王
□君は「蟹工船」を観たことがあるか!
■「おい 地獄さ行ぐんだで」…「蟹工船」が今なぜブームなのか?
前のプロレタリア作家、小林多喜二の代表作「蟹工船」の映画化。1953年制作。
今年になり、書籍「蟹工船」の売れ行きが好調だ。新しい読者は若いフリーター層、ワーキング・プア層を中心に人気を呼び、コーナーを特設する書店も相次ぐ。
例年では印刷部数が約5,000部の本作が、今年になって、わずか半年で約15万部を印刷!「蟹工船」が、なぜ、今ブームなのか? その答えは、大スクリーンに映し出される映像にあるかも知れない。
▼日程
8/19(火)
開演時間13:00〜(予定)
▼料金
1,500円(税込)
▼作品内容
昭和初年の春。函館の港では蟹工船博光丸が大不況にあふれた鉱夫、農夫、労働者上りの雑夫たちを乗せ、ベーリング海の漁場めざして港を後にした。連日吹きすさぶアラスに船酔いし、不潔な生活から続出する病人たちに、蟹工船の大番頭、淺川監督を中心とする幹部らは無理やり作業する。浅川の冷酷さはSOSを打ちつづける僚船をも漁場に急ぐため無視し、カムカッサの漁場では突風警報をおかして川崎船を操業させ、多数に遭難者を出した。連日の酷使についに倒れた「学生上り」は偽病人としてボイラーに縛りあげられ。反抗した雑夫平太は撲殺された。低下の一途を辿る生産高に焦った浅川は拳銃で漁夫らの反抗をおさえ、ソ連領海への侵入を企てる。その上、過労で病死した青年の体を、すげなくつめたい海に沈めた無情さに、漸く怒り心頭に発した漁夫たちは、ついに就業を拒んだ…
▽原作
小林多喜二
▽監督・脚本
山村聡
▽撮影
宮島義勇
▽音楽
伊福部昭
▽出演
山村聡、森雅之、日高澄子 ほか
△もどる
□映画王 TOP
0.冒険王TOP
(C)フジテレビジョン