Another HERO
2006.08.27
HERO:人間国宝 講談師・一流齋貞水
Another HERO:音響、舞台装置担当・神和住岳士(かみわずみがくし)
怪談を演じては当代随一、人間国宝講談師・一流齋貞水。迫力ある話芸に、光と音響を合わせた「新立体怪談」という新しい講談のスタイルを作り上げたことでも知られている。貞水が舞台でこだわる音響を担当するのが神和住岳士である。貞水はその時々の観客の雰囲気により本番中に話の順番、間を変えていく。その為、神和住は貞水の表情、間から次の展開を読み舞台の上手、下手に移動し立体的に音を響かせていく。その際、ワラジを脱ぎ足袋で走る事で、余分な音を出さず、素早く走る事ができる。こうして、1席ごとに変化と進化を続ける貞水は、独特のスタイルの怪談噺で観客を魅了し続ける。
2006.08.20
HERO:デビュー20周年・中村美律子(演歌歌手)
Another HERO:カメラマン・大川 奘一郎
"河内音頭"で名高い元気印の演歌歌手・中村美律子。デビュー20周年を迎え、記念の新曲では艶やかな歌声とともに"つややかな着物姿"を見せる…その中村の「ジャケット写真」を長年撮り続けているのが、カメラマン・大川奘一郎なのだ。カメラ前の中村は着物と歌のイメージにあわせ、様々な表情を作る…変幻自在のアクトレス…と大川は言う。そんな大川が、中村の魅力を最大限に引き出すための工夫、それは「背景」にあった。ある物を大胆に切り込んで、ホリゾントに創り出す「光と影」…そのグラデーションが主役・中村をより一層あざやかに浮かびあがらせ、トレードマークの笑顔でポーズを作る中村の最高な"艶姿"を写し出す。
2006.08.13
HERO:全日本女子 バレーボールチーム
Another HERO:団長 荒木田裕子
世界の頂点をめざし、新たな闘いに挑む全日本女子バレーボール・チーム。彼女たちを多岐にわたってサポートしているのが、団長の荒木田裕子である。自らも'76・モントリオール五輪をはじめ、3つの金メダルを獲得した選手経験があり、それに基づいたキメ細やかな陰の気配りに選手たちの信頼は厚い。団長の仕事とは、監督や選手たちとの日常のコミュニケーションのみならず、各種の調整ごとや遠征などの企画・その手配など、メンタルなケアともども事務的な仕事に忙殺されるという。そんな荒木田の願い・目標は"日本のバレーボールを強くすること"と、子供たちにバレーボールを通して"夢を与えること"だという。こうして荒木田は、選手たちに「金メダルへの夢」を託し、チームにとっての地道な仕事を着実に支えている。
2006.08.06
HERO:女優・吉永小百合
Another HERO:レコーディングエンジニア・高田英男
平和を願い、ボランティアで「詩や童話」を朗読している女優・吉永小百合。「原爆詩」に次いで"シリーズ3部作"完結編として、今回CD化したのが「第二楽章 沖縄から ウミガメと少年」(野坂昭如 作)である。初回からそのレコーディングエンジニアとして、吉永がもっとも信頼をよせているのが高田英男。吉永の思いは"生きることの大切さ""平和への願い"を末長く子供たちに伝えていくこと…高田には、その吉永の"思い"をいかに"音で伝えるか"という「感性」が求められた。そこで高田は渡された台本を何度となく読みこなし、吉永の朗読に最適な効果音や音楽を探し出し、数ヶ月におよぶ作業を経て、多くの聴衆をひきつける作品を仕上げるに至った。
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