金曜エンタテイメント
直木賞受賞作品
ドラマ特別企画
『空中ブランコ』

■撮影レポート vol.1
初日はロケを行ってから、日も暮れて気温がマイナスになろうかという寒いサーカステントの中で、撮影のリハーサルが始まった。実際に高さ9mの本物のフライヤー台に立ってみると、その高さに愕然。撞木(空中ブランコで手に握る棒)は実は5キロもあり、足場が抜けている9mの上空で今にも飛び出しそうな姿勢で体制を維持したりポーズをとるのに、堺 雅人(フライヤー山下公平役)、阿部 寛(精神科医 伊良部役)は尋常ではない体力が必要となった。その高さから下を見ると、ネットがあるとはいっても目が粗く、床が透けて見えるために想像以上の緊張感を感じるという。実は、そこでプロ並の技量を発揮したのが、日本人初のプロライフセーバー・飯沼誠司(キャッチャー内田役)で、その運動神経はスタッフを驚かせた。また緊張感が続く撮影の中、遠藤憲一(ヤクザ猪野役)の凄みと味がありながら、笑ってしまう演技に現場がなごむ。

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