金曜エンタテイメント
直木賞受賞作品
ドラマ特別企画
『空中ブランコ』

空中ブランコのシーンは、実際のサーカスのテントを使って撮影され、空中ブランコもそのまま使わせてもらいました。フライヤー台は9mの高さ。実際に上ると、足元の不安定な所の9mの高さって「こんなに恐いものなのか」と最初は思いました。現場だと声も響いて注意とかも良く聞き取れないから余計です。高所恐怖症じゃないけれど、早く降りたくて情けない自分を見せてしまいました(笑)。初日に、実際に手を台から離して、つかまる木(撞木)を持って、ぎりぎりまで倒れるシーンがあって尋常じゃなく恐かったです。でも、役的には全然恐がらない役ですからね(笑)。
空中ブランコはめったに出来ない経験だし、スタントの人は喜んでやっているんだけれど、9mの高さの狭いフライヤー台から5kgある撞木を持って斜めに身を乗り出しながらつま先だけで耐えなければいけないのが、一番きつかった。これをテストで何回もやるぐらいだったら、本番一回でとんでいっちゃおうかなと思ったぐらい。でも、低い所で着地してみても恐いんだから、やっぱりそれもできないよね。

[前へ|次へ]

サイトTOP
イチオシTOP
0.フジテレビTOP

(C)フジテレビジョン