ストーリー

三木康一郎監督

『ラブラブエイリアン』の原作を読んだ時の感想を教えてください。
恐怖を覚えました。女子ってこんな感じなんだって。。。しかし、痛快な部分もあり、少しホッコリす る部分もあり、、、とても楽しく読みました。しかし、絵に対して文が多すぎるなともおもいました(笑)
三木康一郎監督は、宇宙人の声も担当していますが、宇宙人いう架空の役を演じる上で心掛けたこと、また、役作りの方法を教えてください。
最初からおじさんの声がいいなぁと思ってたんですが、結局、自分でやった方が早い!って思ってやりました。見た目のかわいさとの声のギャップが欲しかったんです。さらに、無機質な感じなんだけど、実は感情的な言い回しを心がけています。宇宙人は結構、いいこと言うので、無機質だけだと、伝わらない。。その点は毎回苦労してます。
登場する宇宙人は2体いますがその見分け方を教えてください。
全く同じです。(笑)さらに言うと、我々地球人には見分けられません(笑)
ドラマのオープニングでは作詞を担当していますが、当初から監督が作詞をすることを考えていたのでしょうか?
いえ。最初は先生にお願いしようと思っていたのですが、お忙しかったので、だったら自分でという感じです。歌詞は30分ぐらいで書き上げたと思います。
作詞を担当することは今までなかった経験だと思いますがいかがでしたか?感想をお願いいたします。
本格的な歌詞ではないのでなんとも言えませんが、結構、スラスラと思いついたので作詞家にでも なっちゃおうかなって思いました。(笑) 内容は「宇宙と恋」を絡み合わせた歌詞になってます。宇宙と恋のベタなワードを考えてそれを組み合わせて行くような感じで作ったと思います。結果、なんとなく可愛い歌詞になりましたね。
『ラブラブエイリアン』は女性の過激なセリフが多い作品ですが、女性の本音という男性にはなかなか分かり辛い部分を表現する際には、誰かに相談するなどどのようにしたのでしょうか?
相談はしていません。先生の原作を信じて、それに僕が女性に対して経験したことや、感じた事、見た事などを当てはめて演出していきました。さらに自分では分からない事は、4人の役者の感覚に任せていました。しっかり表現してくれたと思いますよ。
原作のマンガに寄せた部分、また、ドラマオリジナルにした部分を教えてください。
実は今回、ラブラブエイリアンを映像化する上で、決めた事があるのです。それは「原作からあまり変えない」です。実写にするにあたり、障害になることや、できないこと、予算的にはまらないこと以外は、原作を忠実に守ることを心がけました。セリフなどはほとんど変えていないと思います。あとドラマ版で心がけたのは、キャラクターをしっかり分ける事です。4人のキャラクターを原作よりわかりやすくしました。園美は「みんなのお母さん的なキャラ」由日子は「頭が切れて悪い事を思いつくキャラ」さつきは「いい女だけど、私生活はクズ的なキャラ」チズルは「ブリッコで女の子っぽいキャラ」まあもっといろいろありますが、簡単にいうとこんな感じでわけました。4人それぞれのキャラクターをしっかりわけることで、演じる4人もやりやすくなったと思います。
撮影現場でキャストのみなさまに心掛けていただいたことなど教えてください。
連続ドラマを2ヶ月間、メインを演じるという経験が少ない4人だったので、集中力を切らさせないように心がけました。他の仕事をこなしながらの2ヶ月間。大変だったと思います。あとは、自然なんだけど、しっかり伝える演技を要求しました。自分のやりたい演技に流されず、常に観客を意識して芝居をするという演出方法をとったと思います。
三木監督にとって『ラブラブエイリアン』とは?
女子のことがもっと嫌いになりました(笑)
最後にドラマの見どころを教えてください。
女子の本音トーク!といいたい所ですが、僕的には少し違います。彼女達の本音の裏に隠された、 ピュアな部分、そこを大事に撮影しています。本音ということは正直なことを言うということ。そこには、嘘ではない彼女達の純粋な心が隠されているのです。4人のキャストはその心を表現しようと一生懸命頑張っています。そこに注目して欲しいです。あと、実は園美が作る料理にこだわってます。そこも見て下さいね。