轟木竜二(明石家さんま)は、犬顔警察署・刑事課2係のベテラン刑事。家庭を顧みず、仕事優先で生きてきた轟木は、その頑固な性格があだとなり、妻の早紀(吉田羊)とは10年前に離婚。今は定年を間近に控え、最後の手柄を上げようと、とある組織的犯罪集団について捜査を続けている。
ある日、2係にオレオレ詐欺の通報が入る。轟木は、部下の郁也(味方良介)、由真(松本薫)、結城(入江甚儀)とともに現場へ急行。追走劇の末、年老いた女性から金をだまし取ろうとしていた若い男(中尾明慶)を取り押さえることに成功する。その頃、1人離れて現場近くのカフェから男を監視していた郁也は、任務に集中するあまり失態を演じ、店に来ていたカフェプロデューサーの女性を怒らせてしまう。その女性は、轟木の一人娘・和来(川口春奈)だった。上司の娘とは露知らず、和来に思いを寄せ始める郁也。そして和来も、郁也の優しさに次第に心ひかれていく。