2022.6.20 Mon. Update
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藤堂 清正
小日向文世さん

『競争の番人』の台本を読まれた時の感想はいかがでしたか?
僕が演じる藤堂は国土交通省の事務次官ということで、藤堂の軸としては公正取引委員会と対立する側で、どちらかというと悪役なのかな?  と。そのあたりをどう演じていくのかは、プロデューサーや監督と話し合いましたね。
小日向さんは最近のフジテレビの連続ドラマではあまりヒールは演じていないですよね?
意外とフジテレビでは“良い人物”を演じさせていただいてるかもしれません。ヒールを演じるのは『太陽と海の教室』(2008年)以来かな?  藤堂がどういう人物なのかが、最初のうちはみなさんにはわからないと思いますが、物語が進むうちに、かなりヘビーなシーンも出てきます。演じていて楽しいです。
過去に因縁があるという坂口さんとのシーンが多いようですが?
坂口君とは2度ほどドラマでご一緒しているんですが、芝居中の絡みがほとんど無かったんです。今回は坂口君が演じる小勝負は、藤堂を目の敵にしてる人物ですから、本当にガッツリと芝居をしています。
藤堂は公正取引委員会と対立しますが、どのように演じようと思いましたか?
藤堂は“黒い面”を抱えている人物です。ただ、最初はその黒さをできるだけ見せないように。温和な雰囲気の中に得体の知れないものがあるような雰囲気をまとっています。その中で藤堂が時々ドキッとするようなことを言うんです。僕にとって今までにない新たな役をいただいていますから、みなさんにも新鮮に見ていただきたいです。
最後に視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
小勝負や白熊のいる公正取引委員会・第六審査のチームワークはとても面白く描かれているので、楽しんでいただけると思います。また、そんな彼らが悪を暴いていこうとする緊張感もしっかりと描かれていて、今までにはない作品になっていると思うので、ぜひご覧ください!

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