ニュース

完成披露舞台あいさつ

『風間公親-教場0-』の完成披露舞台あいさつがユナイテッド・シネマアクアシティお台場でおよそ500名の観客を招いて行われました。登壇者は主人公、風間公親を演じる木村拓哉さん。そして、風間とバディを組んで指導を受ける若手刑事、瓜原潤史役の赤楚衛二さん、隼田聖子役の新垣結衣さん、遠野章宏役の北村匠海さん、鐘羅路子役の白石麻衣さん、中込兼児役の染谷将太さんです。司会は西山喜久恵フジテレビアナウンサーです。

まずは、皆さんのご挨拶から、

木村さん「皆さんお集まりいただきありがとうございます。風間公親をやらせていただきます。今回、一緒に壇上に上がってくださっている素敵な共演者の皆さんとともに、スタッフと全員で力を合わせて現場で、1カット1カット積み重ねております。ほんの数日間、初回放送までは時間があるんですけど、今日(お集まりの)皆さんにご覧いただく作品は、今現在のつながったものでありまして、初回放送までにプラスアルファさせていただくつもりになっております。今日は今日で“初めまして”を一度させていただいて、そして4月10日の第1話放送の時にもう一度しかと受け止めて欲しいと思います。よろしくお願いします」

赤楚さん「皆さんこんにちは。瓜原潤史を演じさせていただきます赤楚衛二です。瓜原は本当にすぐお腹が痛くなるキャラクターなんですけども、この場は胃が痛まずに楽しめると思います。どうぞよろしくお願いします」

新垣さん「皆さんこんにちは。隼田聖子を演じさせていただきます新垣結衣です。一ファンとして、一視聴者としてスペシャルドラマ『教場』を見ていた私としては、今日そのシリーズの一員としてここに立てていることを大変嬉しく思います。今後どういう風にドラマが最終回まで進んで行くのか、私自身もとても楽しみにしています。今日はよろしくお願いいたします」

北村さん「遠野章宏を演じさせていただきます、北村匠海です。約2年前(『教場II』)、人生で最も雨に打たれ、最も血を浴びたあの日、あの壮絶なシーンがずっと心のどこかに残っていて、そんな中、今回オファーをいただいて、僕自身も遠野という役が広がっていく喜びも感じましたし、改めて木村さんと2人でバディとして毎日いろんなシーンを積み上げていく楽しさ、そして感動みたいなものを味わっております。もうすぐ放送が開始いたしますが、是非とも皆さん楽しみにしていただきたいなと思います。今日は最後まで楽しんでください」

白石さん「皆さんこんにちは、鐘羅路子を演じさせていただきます白石麻衣です。『教場』シリーズに参加できたことは本当に光栄に思います。今この場に立ってすごく緊張していますが、今日は最後までぜひ楽しんでいってください。よろしくお願いいたします」

染谷さん「中込兼児役を演じさせていただきます染谷将太と申します。『風間公親-教場0-』を月9でやるんだと思って、絶対に見ようとものすごく楽しみにしていたら(出演の)お話をいただいて、最初はウソだと思っていたんですけど、木村さんにお会いした時に、あー、本当だったんだと思って、今は本当に現場を楽しんでいます。今日はよろしくお願いします」

(以下、敬称略)
ここから西山アナウンサーによる質疑応答です。

西山「『風間公親-教場0-』を月9で放送すると聞いていかがでしたか?」

木村「“ないな”と思いました」

西山「いろいろな月9作品に出演されている木村さんならではということですか?」

木村「いや、月9という言葉をフジテレビの皆さんはすぐ言いたがるんですけど、僕の中で…もちろんお世話になった作品はたくさんあるんですけど、今や何曜日の何時ということよりも、作品自体の力がないと見てくださる人たちには楽しんでもらえないんじゃないかな?って言う個人的意見もあったりしたので。1作目、2作目のスペシャル版をお正月明けに、皆さんが新年を迎えて“よし、今年一年もコロナで大変だけどがんばろうか!”と、ちょっとリラックスしている時間にお届けするという(笑)、非常にパンクな物作りをさせてもらいました。その世界観を、登場するキャラクター皆がキラキラしているような、そういう放送の時間帯に“これをやって良いんですか?”という気持ちが正直なところでした」

西山「ある意味、挑戦ですよね?」

木村「挑戦しているのはフジテレビの方たちだけなんじゃないですか?(笑)僕らは現場で本当にスタッフの皆さんと1カット1カット楽しんで作っているので、現場の責任は僕たちにあると思います」

西山「『教場』、『教場II』の続きではなく、前の出来事を描くにあたって、中江(功)監督とはどのようなお話をなさいましたか?」

木村「監督とは事前に話をさせていただいて、撮影に入りました。意見や考えが監督と違うということは全然なくて、僕は連続ドラマという形に出来るんだろうか?と一人で考えていた部分があったんですけど、そんな不安要素だったり不透明だったところを中江監督に伝えました。監督には“心配ないよ”と言っていただいて。それこそ、僕は『若者のすべて』(1994年)から、ずっと中江監督とはご一緒させていただいているので、監督が“面白いものが出来るよ”と言ってくれたら、きっとそうなんだろうなと、非常にリラックスした状態で初日を迎えさせていただきました。今日、これから皆さんに見ていただく内容も、現場でスタッフ、キャスト、監督皆で楽しみながら撮影したので、見た目的にショッキングなシーンだったり、風間公親というキャラクターがキャラクターなので皆さんをちょっと不思議な圧迫感というか緊張感を与えることも多々あると思うんですけど、全てを見ていただくと“こういう意味だったんだ”ということをご理解していただけるんじゃないかなという流れになっています。そのあたりは、中江監督がしっかり計算して作ってくださっていると感じています」

西山「北村さんに伺います。『教場II』の衝撃的なラストシーンに出演なさっていましたが、今作に出演するんだろうな、という思いは?」

北村「ありました。『教場II』の放送が終わってから、これは絶対に続編があるなと思っていたので、いつ来るんだろう?というヒヤヒヤを年が明ける毎に思っていました。今回連ドラでやるという話を聞いて、もちろん“出ます!”とはなったのですが、連ドラでやるんだというチャレンジもそうですし、緊張感があります。『教場II』での僕の撮影は二日間しかなかったんですよ。今回はガッツリやらせてもらうということで、不思議な緊張感を持ちながら演じました」

西山「木村さんとバディを組んだ感想は?」

北村「すごく素直な感想なんですけど、とても楽しかったです。現場でスタッフとキャストである我々が並列で、皆がとにかく1シーン1カットに全力を捧げる感じがとにかく楽しかったですね。(木村さんとも)いろんなお話をさせていただきましたし、充実した日々でした」

西山「新垣さんは出演については?」

新垣「嬉しかったですけど、すごく緊張していました。スペシャルをしっかりと見ていたので、あの緊張感の中に飛び込む事になるのかと思うと。それと同時に作品自体がとても好きなので、楽しみな気持ちでいっぱいでした。木村さんと最初にお会いした時は、もし風間公親モードで来られたらどうしよう…(笑)と思っていたんですけど、全然そんなことはなく、台本について私が思っている疑問点を監督も含めてお話している中で、どんどん気になった事は言って良いよ、ここはどう思う?とか、コミュニケーションをとってくださったので、撮影に入ってからも良い意味での緊張感を残しつつ、現場を楽しむということをサポートしてくださったので嬉しかったです」

西山「赤楚さんは、木村さんと時間をともに過ごしていかがでしたか?」

赤楚「僕は初めましての時は無茶苦茶緊張しちゃいまして。まず、本読みがあったんですけど、木村さんと監督とやらせていただいたのですが、その3人の空間に緊張してしまって、終わって部屋を出ていく時は周りからはげっそりしているように見えたようで(笑)。そんな中、撮影を始めて、台本に書かれていることを、こうしたらどうか?とか、こうやってみようか?というディスカッションを木村さんや監督とさせていただいて、作品がだんだん膨らんでいくのが本当に楽しくて、すごく良い物作りの現場だなと思いました。木村さんには所作や、現場がどうやったらスムーズに動くのか?をいろいろ教えてもらいました」

西山「染谷さんは?」

染谷「木村さんとお芝居させていただいて、お芝居って本当に楽しいと感じました。一緒に構築していく中でも、どうやったらこのシーンがシーンとして一番意味をなすか?とか。自分がやっている中込という人物を、風間さんがあぶり出していくように、現場で自分自身も木村さんからあぶり出していただいて、それがすごく充実した幸せな時間を過ごさせていただきました」

西山「白石さんは刑事役ということで髪を20センチ切られたそうですね?」

白石「髪を切ることに関して勇気は必要だったんですけど、『教場』シリーズはスペシャルドラマの時から一視聴者として拝見していたので、しっかり気合を入れて現場に入りたいという気持ちもあり、髪を切って心機一転しました。ずっと緊張していたんですけど、本当に良い緊張感の中で撮影しました」

西山「木村さんとご一緒してみていかがでしたか?」

白石「私は常に少し緊張していたんですけど、木村さんはたくさん言葉をかけてくださって、徐々に緊張がほぐれてきて、撮影は楽しませていただきました」

西山「皆さんの話を聞いて、木村さん、いかがですか?」

木村「今日は、たくさんの方がいる前なので、言葉を選んで“すごく素敵な現場です!”みたいな感じに言ってくれてますけど(笑)。でも、僕も皆さんと同様と言うか、皆がいてくれるからその現場が出来て、シーンが撮れているので本当に感謝してますし、楽しいです。新垣さんがおっしゃってましたけど『教場』スペシャルの世界観、空気感っていうのが皆さんに相当浸透していたらしく、僕が朝現場に入って風間公親仕様にメイクさん、衣装さんにしていただいた後、皆さんとお会いするんですけど、そうすると共演者というよりかは“あぁ、風間さんが本当に来た”という感じの空気が流れています(笑)。そこは、そのままにしておく部分と、そうじゃない部分があって良くて、そのバランスは僕も考えながら皆さんと時間を過ごさせてもらってます」

西山「ある程度の緊張感はあった方が良いですよね?」

木村「緊張感があった方が良いシーンと、そうじゃないシーンが混在するので。そこは皆さんが演じてくださっている新人刑事のパーソナルな部分が出た方が良いシーンは出来るだけリラックスしていただいて…という感じで撮影していると思います。風間公親という男がいて、彼から皆さんに向けられる視線だったり、投げかけられる言葉だったり…その言葉によって皆さんのフィジカル、メンタルがググッと刺激されて大きなリアクションを皆さんがとるようなシーンでは、ちょっとした緊張感があったかもしれません。皆さんとやらせていただいていて、バディを組ませていただいて、向き合う事件内容は異なるんですけど、それぞれ楽しみながら撮影させてもらっています」

~この後、記者の皆様からの質問タイムを終えて~

西山「最後に、木村さんから皆さんにご挨拶をお願いします」

木村「今日は短い時間でしたが、本当に来てくださってありがとうございました。これから、皆さんはこちらのスクリーンでこの場かぎりの上映があると思います。ぜひぜひ楽しんで、なるほど、今回はこういう空間がドラマ化されるのね?ということを認識していただければ嬉しいです。最初から最後まで、楽しんで帰ってください。本当にありがとうございました」

そして、初回の特別試写が始まりました。
木村さん曰く、放送初回の作品にはさらにプラスアルファが加わるとか?
そんな4月10日第1話放送日までは、あとわずか。風間公親とバディを組む新人刑事たちは事件を通して何を見るのか?そして、何を学ぶのか?難解な殺人事件はどのように解決へと導かれるのか?風間×新人刑事×犯人という全く新しい構造のミステリーにぜひご期待ください!

BACK NUMBER