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染谷将太さん、月9初出演で
木村拓哉さんとバディに!

『風間公親-教場0-』では、この度、刑事指導官・風間公親(木村拓哉)とバディを組む新人刑事・中込兼児(なかごめ・けんじ)役で、染谷将太さんが出演することが決定しました。子役時代から活動し、俳優としてのキャリアが長い染谷さんですが、月9ドラマへの出演は今作が初。主演の木村さんとも初共演となります。

染谷さんが演じるのは、新人刑事・中込兼児(なかごめ・けんじ)。“風間道場”にやってくる前は、所轄署の強行犯係で刑事をしていたのですが、被疑者に対して平手打ちをするなどの暴力や素行の悪さが原因となって、県警捜査一課の“風間道場”への異動を命じられます。常にイライラしていて、捜査現場でたばこを吸うなど態度が悪い中込はまわりの警官に対しても威圧的な態度を取ります。その態度は風間に対しても変わらず、風間からの質問に対しても生意気な態度や返事、さらには舌打ちまでする始末。まわりの刑事が中込を注意するのですが、風間は「かまわん、礼儀は問わない」と、あくまで刑事としての能力を問います。刑事としての熱意や野心が感じられない中込は、自宅では妻と母との3人暮らし。母は若年性認知症になっており、妻と2人で介護しています。ご飯を食べたことも忘れ、息子のことも忘れている認知症の母の介護に疲弊しきっている中込は、そのストレスのせいか仕事中も常にイライラしているのでした。やがて中込は風間に家庭で抱えている問題、所轄署時代に行ってきた問題行動について調べ上げられますが、中込の抱えていた闇はそれだけではなく、心の奥深くに追いやっていた過去のトラウマを風間に見抜かれてしまうことに…。

俳優として、7歳の頃から子役として活動し、現在30歳にして、俳優としてのキャリアは20年以上となる染谷さん。映画『ヒミズ』(2012年)で第68回ヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞を日本人として初受賞。同作と映画『悪の教典』(2012年)で、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』では主人公・明智光秀の主君となる織田信長を好演して話題を呼ぶなど、本格派俳優として華々しいキャリアを持つ染谷さんですが、意外にも今作が月9ドラマ初出演となります。

刑事時代の風間が後輩刑事たちと担当する事件を経て、点と点が結びつき、“風間教場”の先へとつながる線となっていく。そして物語が終盤にさしかかるにつれ、風間がいかにして“教官”風間公親に変貌を遂げたのかが明らかとなります。過去から『教場』『教場Ⅱ』につながっていく、極上のエンターテインメント『風間公親-教場0-』に、ぜひご期待ください!

染谷将太さんコメント

今作への出演オファーを受けた時の率直な感想は?
「ポスター撮影をしているときにも“ドッキリの看板を持った人が現れるんじゃないか?”と思うくらい驚いているとともに、『教場』は見ていた作品で、好きな作品だったので、そこに参加できて本当にうれしいです」
意外にも今作が月9ドラマ初出演となることについて
「子どもの頃からずっと知っている枠なので、自分が出させていただけるというのはすごくうれしいです。子役をやっていた時も出たことがなかったので、大人になって、しかもこんなにすてきな座組で、すてきな役で参加できるのは本当にうれしいです。初月9が木村さんとの初共演というのはすごく光栄です」
初共演となる木村拓哉さんの印象、風間とのバディのシーンを演じることについて
「あの木村さんのたたずまいに自分はどう立ち向かって行こうかというのを、今すごく考えていますし、緊張と楽しみが入り交じっています。木村さんであり風間さんを前にして、自分から何が出てきて、どうなっていくのかというのは、ものすごくドキドキしています。おもいっきり飛び込んで行きたいと思います」
今作で演じる中込兼児はどのようなキャラクターですか?
「すごく魅力的な役だなと思っています。自分が持っているトラウマからくる弱さ、その負の感情から攻撃性が高い人間になっているのですが、そんな人間がどう成長して、殻を破っていくのか。そういった人間だからこそ、風間さんと出会って、人間性をあぶり出されたときに大きく変わることができるのだと思っています。闇が深い人間でもあり、自滅的でもある、すごく繊細な人物だなと思っているので、丁寧に演じたいと思っています」
放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。
「ミステリーとしてものすごく面白いです、そして見ている皆さんの心のヒダに、ものすごい熱量で触れてくる“感情”が描かれていると思っています。登場する刑事側、被害者側、加害者側の交錯する感情のどれかが必ず視聴者の皆さんの感情を揺さぶるはずです。表面的に感動するとかそういうことではなく、皆さんが心の奥深くで思っていたことや眠っていた感情に触れてくる、そんな作品になっていると思っていますので、楽しんで見ていただけたらうれしいです」

渡辺恒也プロデューサー(フジテレビ 編成部)

「中込兼児は、今作の“5人の新人刑事”の中でもある意味もっとも“人間くさい”キャラクターです。常にいらだっていて、風間や他の刑事に対しての態度や言葉遣いは決して良いとは言えず、“なぜこんな奴が風間道場に?”と疑問を持たれるような刑事なのですが、彼のバックグラウンドや生い立ちの中にある事実が風間によって見抜かれていくにつれて、とても人間的な魅力にあふれた人物だと感じられるのではと思います。染谷将太さんは、これまでもさまざまな作品で多種多様な役柄を演じられてきて、その度にどこか見る人の心に爪痕を残すような演技で、その役自体を進化させてくれるような、稀有(けう)な役者だと思っていました。実はずっと前から、この教場シリーズの中で染谷さんといつかご一緒したいと思っていたので、今回のオファーが実って念願が叶った思いです。染谷さんがその表現力で中込という役をどう演じ、また風間指導官に対してどのようにぶつかって行くのか、私たちも今から楽しみでなりません。ご期待ください!」

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