インタビュー

西畑 大吾さん 樫村 卓実(かしむら・たくみ)

西畑 大吾

Q. 『教場』の撮影を振り返っていかがでしたか

訓練とかもありましたし、一夏の青春というのをキャストの皆さんや、スタッフさんと共に過ごすことができたかなと感じました。自分の中でいろんなものに対しての捉え方とか考え方が変わった作品になりました。

Q.具体的に変わったところは

一番に思ったのは警察官ってすごいなって。こういうことをくぐり抜けて警察官になられたんだなって、そういう意識の変化もそうですし、集団の心強さとか優しさとか、集団ってこんなに心強いんだなって改めて感じる作品になりました。

Q. 木村さんとは初共演でしたが、いかがでしたか

まだジャニーズジュニアの僕が木村さんと共演させていただけるっていうのはすごく光栄なことだと思いますし、それ以上に身を引き締めていかないといけないと感じていたので、ちょっと緊張しましたし、不安なところもありました。リハーサルの段階から木村さんが真剣に向き合ってくれて、いろんな話もしてくださって、素直にうれしかったという気持ちが大きかったです。間近で、木村さんの風間教官としてのお芝居を受けることができて、感じることができて、なかなかできない体験をさせていただいているなとすごく感じました。

Q. 撮影以外でのエピソードはありますか?

木村さんはいろんな話をしてくれました。意外だなというか、少しかわいらしいなと思ったのが、三浦さんがタピオカドリンクの差し入れをしてくださって、そのタピオカジュースにちょっとした行列ができたんですよ。その行列に木村さんが並んでいるのをみて“かわいいな”と・・・(笑)なんかすごくうれしそうににこやかに並んでいて、イチゴ味か抹茶味とかを頼まれていて、それも“かわいいな”と思いました。それと、この間ジャニーズの集まりがあって、そこで木村さんとお会いした際になかなか挨拶できなかったんですけど、ジュニアが帰るときに木村さんが敬礼をしてくれたんですよ!初めて風間教官じゃなくて、木村さんに笑顔で敬礼してもらえて “キュンッ”としたし、うれしかったですね。

Q. 三浦さんとのシーンで、大変だったこと、苦労したことはありますか?

苦労したことは全くなかったですね。撮影自体もスムーズに進んで行きましたし、三浦さんは、僕の意見を聞きつつ自分の意見も話してくれました。監督とも相談をしてシーンを作っていくことができました。1日で重要なシーンを撮り終えて、ほぼ2人でのシーンだったんですが気負いすることなく、三浦さんがその日の(現場の)雰囲気作りをしてくださったので、僕は自分の芝居をすることができたんだなと思っています。あんまり役を作っていかずお芝居をするんですが、僕が予想していた感じとまた違ったアプローチができたかなと思っています。そのアプローチができる雰囲気を作ってくださったのも、監督であり三浦さんだったのですごく感謝しています。

Q. 樫村という役を演じる上で、どのように役作りをされましたか

僕は、人の懐に入るのがうまいと思ったことがないんですよ。なので、樫村とは逆なところがあるのかなと思いました。

Q. 周りで参考にした方はいますか?

なにわ男子のメンバーですね。その子はずっとニコニコしていて、“人間大好き!”、“人生って楽しいよな!”とか言っていて、何も考えてないように見えて考えている子なんです。その子を見て(樫村には)こういう要素もあるんだろうなって思いました。自分自身は人の懐にうまく入る才能が無いと思っていて、人の懐に入ることが自然にできる人と考えてできる人がいると思うんですけど、考えて人の懐に入れるのが樫村なので、そういう要素を作ることができたらなと思いながら、役作りというか人間観察・メンバー観察をしました(笑) 自分がちょっと(樫村と)似ているなと思ったところは、二面性がある子なので、そういうところは似ているかなと思いました。たぶん(樫村は)AB型だと思うんですよ(笑)僕もAB型なので、そういうところは似ているかなと思いますね。

Q. 二面性とはどんなところですか?

ONとOFFが激しいところですかね。性格が違うというよりも人間が違うというか・・・(笑)お仕事の時とプライベートの時が全然違って、プライベートの時はどちらかというと静かにしていたくて、目立ちたくなくて、でも、仕事の時は目立たないといけないので、そういう二面性はあるかもしれないです。アイドルと普段の西畑は違う存在だと思います。

Q. アイドルでありながら、俳優としても活躍の場をどんどん広げていらっしゃいますが、今後の目標を聞かせてもらえますか

僕は自分のことを俳優だと思ったことがなくて…最近お芝居をする機会が増えてきているんですが、僕は自分のことをずっとアイドルだと思っています。この事務所にいるからには。俳優を軸にされている方もいますけど…。お芝居も一種のエンターテインメントだと思っているので…いつも僕自身が感じているのは、他の畑のお仕事をさせてもらっているなって感じています。役者さんの庭にお邪魔させてもらっているという感覚はずっと持っておきたくて…それぐらい今のお仕事に誇りを持っています。 関西ジュニアでなにわ男子のメンバーだからお芝居のお仕事をいただけているので、その気持ちはずっと持っていたいなって思っています。役者としての目標としてはいろんな作品に触れてみたいと思っています。アイドルではあるんですが、一役者としていろんな作品に触れていきたいと思っているし、その中で自分らしいものを作り上げていければなと思っているし、“西畑が出ているからこの作品よかったよね”とか、作品の中でちょっとしたスパイス的な存在になれればいいなと思っています。

Q. やってみたい役は?

悪い役。これまで出演してきた作品では良い子の役が多かったので、それを覆したいです。こいつ嫌いだと言わせたい。作品の中で嫌われたらいいなと思います。私生活では嫌ですけど・・・(笑)すっごい悪い役、人間らしい悪い役をしてみたいです。

Q. 楽しみにしている方々にメッセージをお願いします

2020年の一発目にこの作品を見ていただけるのは僕は良いのかなと思っています。新春に見るからこその良さであり、考えさせられる内容だと思っています。深いだけじゃない何かがある作品だと思います。人間の美しいところも汚いところも描かれている作品なので、ぜひとも何回も見てほしいですね。たぶん見方が変わってくるので…いろんなキャラクターがいるので、誰の目線で見るかによって変わってくる作品だと思います。二夜連続なのですごく見やすいと思いますし、一人一人の心情を感じ取って見ていただければなと思います。

木村拓哉さんから生徒への質問

Q. 風間教場を一言で言うと?

Q. 今だから言える風間教官にやめてほしかった事は?

あるシーンで木村さんのお顔と西畑の顔が至近距離になる場面がありまして。カットがかかった後、その木村さんの素敵なお顔が脳裏に焼き付いて勝手にずっとドキドキしていました。ドキドキ泥棒です。やめてほしかったような、やめてほしくなかったようなお話でした。笑

Q. 木村拓哉と共演するならどんな役で共演してみたい?

どんな役でもご一緒したいです!でも、強いて言うなら部下になってみたいです!