川口 春奈さん 菱沼 羽津希(ひしぬま・はづき)
Q. 『教場』の撮影はいかがでしたか
あっという間でしたけど、大変でした!(笑)。警察学校という設定の中で肉体的にも精神的にも追い込まれるのを肌で感じられましたし、とにかくみんなで一丸となる感覚をすごく味わえたので、身も心も鍛えられました。
Q. 木村さんとは初共演でしたが、いかがでしたか
風間教官はすごく怖いし、威圧感もすごいし、何をされるんだろうっていう恐怖の中でみんな過ごしていると思うんですけど、風間教官そのものが木村さんとピッタリで、やっぱり背筋がシャンとしますし、先生というか鬼教官という感じでした。木村さんにしかできないと思えるくらい役にあっていると思っていたんですけど、実際はものすごく優しくてアドバイスを含め色んな話を聞かせていただいたて、常に誰よりも周りを気にかけて下さっていました。
Q. 木村さんからどのようなアドバイスがあったんですか
羽津希という役は、最初はかなりやんちゃで、細かいセリフの言い回しを“こっちの言い方の方が羽津希っぽいよね”と指摘して下さったり、集団での行進やキレのある動きをそろえるシーンが多かったんですけど、その時に“こういう風に見えているからこうした方がいいよ”と誰よりも近くで指導してくれました。
Q. 現場の雰囲気はいかがでしたか
30人の生徒が現場にいることが多かったので、学校じゃないけれどわちゃわちゃしていて、でも撮影にはメリハリをもって臨めたので楽しかったです。
Q. 川口さんの現場ではどのようにされていたんですか
割とおとなしくしていました。役がやんちゃでエネルギーを使うので、温存していました(笑)。でも、みんなで色んな話をしました。
Q. 現場でみんなが集まるといつもやっていたことはありますか
男子は男子で女子も女子で固まっている事が多かったです。私は大島さんとひたすらお話していました。
Q. 大島優子さんとの写真がよくSNSで話題になっていましたが現場ではどのようなやりとりをされていたのでしょうか
共通の友達がすごく多かったので、そのお話とか、映画の話とかをしていました。
Q. ショートカットでの出演でしたが、ご自身はいかがでしたか
やっぱり新鮮です。人生初くらいの短さです。
Q. 警察学校という特殊な環境の設定で、訓練もかなり厳しかったようですが・・・
訓練事態はきつかったですけど、そんなに大変には感じなかったです。みんなで息を合わせるというのがすごく難しいなと思いました。自分ができていてもそれを合わせる意識が本当に大変というか、こんなにもうまくいかないのかという感じでした。
Q. 体力作りは事前にしてから訓練に臨みましたか?
訓練が体力づくりみたいな感じでした。ここまで大変な経験はこれまでした事がなかったですし、こんなにも警察学校が大変なところだということを肌で感じられました。女性も男性も同じ内容の訓練をこなさないといけないので、特に女の人は強いなと思いました。
Q. 撮影が大変だったと仰っていましたが、肉体的な部分が多かったですか?
体をずっと動かしているわけではないんですけれど、教室のシーンでもエネルギーが消費されているなと感じていました。常に無意識のうちに体力を使っていたんだと思います。
Q. 風間教場いちの美貌を誇る羽津希という役どころでしたが演じる上で、どのように役作りをされましたか
自信があって、人のことは気にせずに我が道を行く人物で、誰かを陥れたり、はめたりするるとかではなく、彼女自身がすごく正直に生きてきたという感じを気をつけながら演じました。
Q. 『教場』の撮影を通して、何かご自身に変化はありましたか
鍛えられました。みんなと一緒にあわせていく、作っていく感覚をより感じさせられました。大変ですけど、動きが合ってくるとやりがいがありますし、うれしいですし、協力していくことの大切さがすごくよく分かりました。
Q. 連帯責任とか独特な世界ですよね?
最初、連帯責任と言われてもピンとこなかったんですけど、やっていくうちにみんなで乗り越えた方がいいよねっていう風になり、誰かがミスしても逆に周りが合わせていくようになりました。
Q. 楽しみにしている方々にメッセージをお願いします
見てほしい…大変だったから…(笑)。警察学校にこんな冷徹な教官がいて、生徒たちが成長していくストーリーは新しいなと思いますし、本当にこういう世界なんだってビックリすると思います。半年間のなかで色んなことを思って、模索して、もがいて、人として一つ大きく成長していく姿を見ていただけたらなと思います!