インタビュー

大島 優子さん 楠本 しのぶ(くすもと・しのぶ)

大島優子

Q. 教場の撮影はいかがでしたか

撮影は大変でした。でも楽しかったです。私はこれまで同級生がいる役柄・作品がほとんどありませんでした。役柄的にそれぞれシリアスなシーンや感情のもっていき方で苦しく悩んだりすることもあったのですが、撮影合間にみんなで和気藹々と過ごす時間がありましたし、撮影前にトレーニング期間もあったので一丸となって撮影に臨むことができました。一緒に頑張れる仲間がいたことで救われました。

Q. 楽屋ではどのようにされていらっしゃいましたか

男子がとくに多いので割合的に、どうしても女子でキュッとなったりしますが、都築(味方良介)と日下部(三浦翔平)、宮坂(工藤阿須加)、菱沼(川口春奈)、私の5人で居ることが多かったので、撮影合間は本当にたわいもない話をして常に笑っている感じでした。本当の学校みたいでした(笑)。

Q. どのようなお話をされていましたか

とにかくふざけています(笑)そして、男子って男子なんだなって思ったのが、森の中の撮影とかで“本当に自分の周りに誰も居なくて無人島とかに行ったら何をどうやって生活して生き残る?”みたいな話をしていて、ちゃんと討論するんですよ(笑)“コレを武器にしてー”とか“これで火をおこして”みたいな具体的に話しているので、それに私が“熊に襲われたらどうするの?”、“イノシシが現れたらどうするの?”とか突っ込んだりして…そんな話をしていました。みんな盛り上げてくれているし、たぶん話が尽きないんだと思います(笑)。

Q. 大島さんの役割は

撮影に入る前に3、4回訓練をしたのですが、訓練後にキャストで食事に行く機会があり、(生徒の中で)三浦翔平さんが男性の中で一番年上、女性では私が一番年上だったので、どうやって生徒達をまとめていくのがいいか、士気をあげていくにはどうしたらいいかなどの話を二人でし、風間教官からもアドバイスをいただきました。役割としては誰かがリーダーを担う形ではなく、それぞれがフォローしつつ責任感を持ちやっていたかと思います。私も気負うことはしませんでしたね。

Q. 木村さんとの共演が2回目ですがいかがでしたか

やっぱり尊敬する方です。現場での姿勢とかがどの方に対しても誠実で。もちろん現場のスタッフの名前を全員覚えているのも当たり前ですし、気配り、全ての方に対しての配慮だったり、私たち生徒が集中しないといけないシーンでは、厳しくもありとても優しく空気感を作ってくださり、本当に感謝しかありません。

Q. 撮影以外での印象的だったことはありますか

最初のころは全然話さなかったです。それもたぶん、風間教場の生徒とのシーンが多かったので、風間教官は鬼教官として存在しなくてはならないので、撮影の合間でもあんまり打ち解けないで距離をとってくださっていたと思います。

Q. 川口さんとの写真をよくSNSで拝見しましたが

すごく自然な流れで写真を取り合うことが多く、たくさんの思い出写真があります。中にはSNSなどに載せられないほどナチュラルな写真もあるので、私の心の中で大切に残しておこうと思っています。

Q. 撮影は大変だったと聞きましたが、合間はみなさん楽しそうですね

すごく楽しかったです。みんなONとOFFがちゃんとしているので

Q. 初のショートカットはどうでしたか

少年みたいで、身長が小さいのに余計に小さく見えて、監督からはずっと”大きくなって、大きくなって”と言われていました(笑)。この髪型で制服着ると身が引き締まりますよね。

Q. 過酷な訓練はどうでしたか

訓練は大変でした。一番きつかったです。撮影になるとカットごとに少し休憩がありますが、訓練は1日5、6時間休む間もなくやっていました。私自身体力には自信がある方でしたけど、中でも“点検”という訓練は自分だけではなく、周りに合わせて動かなくてはならなかったので、いつもとは違う集中力が必要で体力的にも苦労しました。

Q. 周りも気にしなければならないのは疲れそうですが

ぐっと疲れますね。でも撮影中も合間があればみんなで練習していたので、それで徐々に卒業に向けて精度を上げていくことができたと思うので、最後の“点検”は映像で見るのが楽しみです。みんなで本当に頑張ったものだったので、一丸となった集大成のシーンになっていると思います。

Q. 今回教場の撮影を通して、自分自身の変化はありましたか

訓練も含めてとても厳しい現場だったので、今後どんな状況でも耐えられるだろうなと思うほど鍛えられたと思います。

Q. しのぶの見せ場のシーンも大変そうでしたが

大変でした(笑)。生徒それぞれの役柄にスポットが当たるので、他のみんながどんな芝居をしているのか映像で見るのが楽しみでもあり、怖くもあります。自分の見せ場のシーン撮影は不安と恐怖だったのですが、その反面楽しみで興奮するところでもあって・・・。どういう感情で撮影をするのかだいぶ前から考えて臨みました。

Q. 楽しみにしているみなさんにメッセージをお願いします

原作は、たくさんの方が読んでいらっしゃるかと思いますので、それが映像ではどうなるだろうと想像をたくさん膨らませてくれていると思います。それに負けじとみんな頑張って乗り越えてきました。なので、楽しみにしていてほしいなと思いますし、やっぱり風間教官がそれぞれの役柄の道しるべとして光り照らして歩ませてくれたので、感謝しています。あと、今回中江監督の世界観に入ることができて嬉しかったですし、日々すごい作品になるだろうと感じておりました。期待を裏切らないような作品になっていると思いますので、心待ちにしていただければと思います。

木村拓哉さんから生徒への質問

Q. 風間教場を一言で言うと?

鍛錬の場

Q. 今だから言える風間教官にやめてほしかった事は?

撮影合間でも座らず休まず立ち続けていた風間教官。緊張しました。

Q. 木村拓哉と共演するならどんな役で共演してみたい?

バディ