インタビュー

工藤 阿須加さん 宮坂 定(みやさか・さだむ)

工藤 阿須加

Q. 撮影を終えていかがでしたか?

すごく重厚感と緊張感のある現場でした。でも、楽しさもあり、みんなで最高のモノを作ろうと必死に2カ月間走り抜いてきたので、終わった瞬間はさみしかったです。一つのチームとして最後まで駆け抜けられたことはすごく良かったなと思っています。

Q. 木村さんとは初共演でしたが、実際に共演してみていかがでしたか?

まず、顔合わせの時に木村さんが監督などスタッフの方と一緒に座られていて、もうすでに風間教官としてそこに存在しているという感じでした。“もう始まっているんだ”と思いました。顔合わせの時は探り探りで、本読みをして、現場に入って動いてみて相手の芝居を感じながらどんどん作り上げていくモノですけど、“教場”はこうだというものをあの顔合わせの場でつきつけられているような気がしましたし、木村さんはその場の空気を一瞬で変えられる人なんだと思いました。緊張感はとても感じますが、現場での木村さんはとても優しい人です。誰よりも作品のことを考え、誰よりも先に現場に入り、緊張感を維持しつつも、雰囲気を見て声をかけて下さったり、自分からみんなを笑わせて場を盛り上げるようなこともしてくれました。木村拓哉さんは本当に“すごい人だな”って思いました。

Q. 他の共演者についてはいかがでしたか?

いいメンバーに恵まれたと思っています。芝居に対してすごくストイックですし、オンとオフの切り替えが皆さん上手くて、僕もトップギアでみんなと一緒に約2カ月間の撮影期間を過ごせたなと思っています。

Q. 撮影に入る前の訓練も大変だったと思いますが、いかがでしたか?

クランクインする前に警察学校の所作を訓練していたのですが、木村さんが風間教官として制服を着て、僕らの前に立ち指導して下さいました。緊張感もあり、集中して訓練することができました。

Q. 撮影で大変だったことや、苦労したことはありますか?

いっぱいありすぎて、一番は決めづらいですね。盾を持ちながら走るのは、撮影期間が真夏だったので、とても大変でした。本当に誰か倒れてしまうんじゃないか心配しながら撮影していました。みんな限界を感じながらも何とか乗り切ったという感じでした。なので全部かな!楽なシーンは一つとして無かったです。でも、それが警察学校の雰囲気として出ていると思います。いい緊張感をもち撮影現場にいることができました。

Q. 今回、定という役を演じる上で役作りなど事前に用意されたこととかありますか?

まず監督とお話をさせていただいた時に、“工藤君の思っていることや考えていることをちゃんと聞きたいんだよね”と言って下さり、自分の生い立ちや自分が思うことを話したら、“定だな”、“うん、それでいいよ”と言っていただきました。戸惑いもありましたが、自分が感じたままに現場にいようと思いました。 警察学校の生徒なので、身体を大きくするというよりは体力つくりをしたり、細かい所作を意識し練習していました。中江監督を信頼し、現場で感じる自分の感覚を大事にして取り組んでみました。

Q. 今回、教場の撮影を通してご自身に何か変化はありましたか?

警察の所作は完璧だと思います!(笑)。警察のドラマがいつ来ても怖くないと思うくらい必死になれました。

Q. 楽しみにしている方へメッセージをお願いします

今まで数多く警察や刑事を題材にしたドラマはありましたが、その警察官になる前の話はあまりないんじゃないかと思います。どういう日々をすごして警察官になったのかを知ることができるドラマでもありますし、警察学校という特殊な空間で、生徒たちがもがき苦しみながら前に進んでいく姿を見て勇気や感動などいろんな感情をストレートに届けることができる作品になっていると思います。 また、一人一人生徒が輝いていますし、木村拓哉さんが演じる今まで見たことのない程かっこいい、そしてミステリアスな教官の言葉がみなさんに突き刺さる瞬間があると思いますので楽しみに見ていただければと思います。 新年早々にすごいモノを見たと思ってもらえると思うような作品になっていると思います。楽しみにしていて下さい!

木村拓哉さんから生徒への質問

Q. 風間教場を一言で言うと?

Q. 今だから言える風間教官にやめてほしかった事は?

ないです

Q. 木村拓哉と共演するならどんな役で共演してみたい?

親子かバディーの作品