人物相関図

  • 倉下月海(芳根京子)
  • 鯉淵蔵之介(瀬戸康史)
  • 鯉淵修(工藤阿須加)
  • ジジ様(木南晴夏)
  • ばんばさん(松井玲奈)
  • まやや(内田理央)
  • 千絵子(富山えり子)
  • 花森よしお(要潤)
  • 鯉淵慶一郎(北大路欣也)

登場人物

倉下月海 … 芳根京子クラゲオタク女子

倉下月海(芳根京子)
幼い頃に、大好きな母親と水族館に訪れた際に初めて見たクラゲに魅了される。しかし、ほどなくして月海を残し、母は病死。以来、クラゲ自体の美しさ、愛らしさに引き込まれただけでなく、亡き母親への思慕の対象として今に至る。
クラゲ以外の服装などにはまったく無頓着、メークも常にスッピンでおさげにメガネは小さい頃のまま。父親以外の男性とろくに話したこともないため全く自分に自信がなく、女性として何の魅力もないと卑下してさえいる。イラストレーターを夢見て上京するが、さまざまな分野のオタク女子たちと男子禁制の共同アパートで、自分たちを“尼~ず”と呼びながら、風変わりな青春を謳歌している。

鯉淵蔵之介 … 瀬戸康史女装美男子

鯉淵蔵之介(瀬戸康史)
与党の最大派閥を率いる大物国会議員の父と舞台女優の愛人との間にできた子で鯉淵家に引き取られる。母の血を色濃く受け継いだ女性のような端麗な顔立ちで、付き合った女性は数知れないプレイボーイ。自由奔放な一方、周りには流されない確固とした信念も持つ。もともとファッションが大好きな蔵之介は、その延長線として女装をするようになる。そこには女装をするような息子を見て、政治家にしようとする父の意図をくじき、大好きなファッションの業界に関わっていくという狙いもある。ある日、月海に出会いどんどん月海に興味を抱いていく。

鯉淵修 … 工藤阿須加童貞エリート

鯉淵修(工藤阿須加)
蔵之介とは腹違いの兄弟。将来、政治家にするという父の考えで母から離された蔵之介の悲しみを思い、兄を心から大切にしている。しかし、修は蔵之介とはまったく正反対の人間で超がつくほど真面目な性格。国会議員である父の秘書として働きながら、政治家の道を継ぐべく将来を嘱望されるエリート。しかし、とある過去の出来事がきっかけで女性が苦手になってしまい、これまで付き合った女性がいない“童貞エリート”。そんな修だが、ある日、蔵之介にファッションとメークの魔法をかけられ“尼~ず”として引きこもっている時とは別人のように愛らしくなった月海と出会い…。

ジジ様 … 木南晴夏枯れ専

ジジ様(木南晴夏)
いつもスカートにカーディガン姿で、猫背。枯れ専(枯れた中高年男性を好む嗜好)で、個性の強い尼~ずの中ではかなり地味。蔵之介に「影の薄い人」と言われる。

ばんばさん … 松井玲奈鉄道オタク

ばんばさん(松井玲奈)
天然パーマでアフロのような髪型が特徴。いつもボーダー柄のトレーナーを着ている。口調は男っぽいが、やる気は無い。しかし鉄道と食べ物にはやや興奮する。まややと一番仲が良い。

まやや … 内田理央三国志オタク

まやや(内田理央)
いつも赤ジャージ。周りのものを三国志に当てはめるのが得意。やたらと勢いがあり、奇声を上げたり、一番先に取り乱す。常に両手を前に出し、奇妙な動きをする。

千絵子 … 富山えり子和物オタク

千絵子(富山えり子)
アパートの管理人。いつも和服で和裁が得意。自室には市松人形が100体以上置いてある。尼~ずでもっともしっかりしていて、リーダー的な役割を担っている。

花森よしお … 要潤謎の運転手

花森よしお(要潤)
鯉淵家専属の運転手。常にダークスーツを身にまとい表情を変えることなく職務に徹している。しかし、高級車レクサスを愛しすぎて自分が運転する“愛車”に指紋ひとつ付こうものなら、予想の斜め上を行く反応をしてしまう。豊富な女性経験があり、たびたび月海や蔵之介、修に恋愛指南。指南どころかデートのコーディネートまでおこない、それが逆に月海たちの関係をさらにややこしくしてしまっているところも無きにしもあらず。

鯉淵慶一郎 … 北大路欣也大物国会議員

鯉淵慶一郎(北大路欣也)
蔵之介と修の凸凹兄弟の父で、与党の最大派閥を率いる大物国会議員。代々政治家を輩出してきた名門・鯉淵家の現当主として、その存在感と厳格さは圧倒的。政治家として豪腕を振るい、清濁併せのむ顔を見せる。しかし根本は真摯(しんし)な人柄で、兄弟をきっかけに“尼~ず”たちとつながりを持つことになるが、彼女たちを色眼鏡で見たりせず一人の女性として実直に向き合っていく。それは蔵之介と修に対しても同様で、門閥の当主として、息子二人には政治家になってもらいたいという願いを持ち、その願いを受け入れる修への愛情はもちろん、反発する蔵之介へも同じ量の愛情を注ぐ。