松岡修造のくいしん坊！万才

2021年8月1日放送

大分県別府市

別府のスパイスカレー

一度食べたら病みつき必至！記憶に残る鮮烈な味

温泉街として有名な大分県別府市。レトロな雰囲気が残るこの街は、外国人留学生や移住者が開いた個性的なお店が増え、今やそれを目当てに訪れる旅行客が増えています。今回はその火付け役となった「バサラハウス」にやってきました。看板メニューはスパイスがきいたカレー。店主がベトナム滞在で刺激を受けたスパイスの使い方をベースに、チキンカレー、スリランカ豆カレー、豚軟骨キーマカレーなど、その日手に入った食材で+αのカレーを作り、提供しています。店主の宮川さんは大学で建築を学び、「食べたらなくなってしまうけど、記憶の構築も建築の一環」と定義して”たべもの建築家”を名乗り別府に３軒の飲食店と１軒のキッチンスタジオをオープンさせ、自分なりの街づくりを実践中です。宮川さんのカレーはスパイスがふんだんに使われているけれど決して激辛カレーではなく、脳を刺激することで記憶に残るオリジナリティ溢れるカレー。福神漬けやらっきょうの代わりに添えられた野菜のピクルスも多彩な味わいで、甘夏を絞ることで味変が出来るなど、一皿で幾つもの楽しみ方ができます。

大分県別府市北浜3-2-2
「BASARA HOUSE」
宮川 園さん
TEL:070-2304-5195

2021年7月25日放送

大分県大分市

デーブの焼き鳥

カナダ出身の大将が焼く知る人ぞ知る名店！

唐揚げ、とり天、鶏めし・・・大分の名物料理には鶏肉がずらり。元々、戦後の食料難に備えて養鶏場を多く作るという国政の下、県北地域に沢山の養鶏場ができ、その後、唐揚げをはじめ鶏肉のおいしい食べ方が色々な形で発展していきました。今回訪れた大分市の「焼き鳥 楓」は、知る人ぞ知る焼き鳥の名店。カナダ出身のディビットさん（通称：デーブ）は独学で塩の振り方や鶏の焼き加減を習得したというから驚きです。店で出す焼き鳥は奇をてらった物はありません。ストレート直球勝負の焼き鳥ですが、火入れの加減が絶妙で、東京でこの味なら倍の値段は覚悟するほど。ねぎまはジューシーな鶏の旨みと弾力、そして塩加減が絶妙で、つくねはふんわりしている中に軟骨のコリコリした食感が楽しめます。苦手な人が多い肝の塩焼きでさえ、「食べてダメだったら投げていいよ」と伝えるそうですが、今のところ誰も投げていないのがおいしさの証。和の心を持った大将の本気をいただきました。

大分県大分市府内町1-6-42
LHASAビル1Ｆ
「焼き鳥 楓」
ガウディ・ディビットさん
TEL:097-536-2818

2021年7月18日放送

大分県大分市

あじの唐揚げネギソースがけ

甘酸っぱい味が食欲をそそるあじ料理で夏バテを吹っ飛ばせ！

「関アジ」「関サバ」で有名な大分県。今日は初夏に旬を迎えるあじのおいしい食べ方を、大分市の料理研究家・園田先生に教わりました。あじは家庭でよく食べられる魚のナンバー1。初夏に旬を迎え、たんぱく質、脂肪、ビタミン、カルシウムなどすべての栄養素がバランスよく含まれています。また、ビタミンB群が含まれるので夏バテ予防にオススメです。一般的にはアジフライ等で食べることが多いあじですが、ちょっとしたひと手間で“ご馳走”に。まずはあじを開いてしょうゆ、酒、おろししょうが、おろしにんにく、ごま油を合わせた漬けだれに浸します。しばらくしたら水分を拭き取り、片栗粉を付けて油で揚げます。油淋鶏と同じようなネギソース（白ネギと酢、しょうゆ、ごま油、おろししょうが、砂糖を合わせたもの）をかけて完成です。旬のあじは身がふっくらして衣はサクサク。ネギソースの甘酸っぱい味が食欲をそそります。

大分県大分市
「シュガーズキッチン」
園田 寿さん

2021年7月11日放送

大分県別府市

地獄蒸し

ミルキーブルーの温泉とおちゃめな女将の宿

別府八湯の中でもとりわけ薬効が高いと言われる明礬温泉。今日は１４０年の歴史を誇る老舗旅館「岡本屋」を訪ねました。”山は富士、海は瀬戸内、湯は別府”と謳われ、日本一の湧出量を誇る別府温泉の名物と言えば、豪快に吹き出す温泉の噴気で食材を蒸し上げた「地獄蒸し」です。魚介や野菜をざるに乗せ、地獄釜と呼ばれる釜へ入れると、マグマの力によって加熱されるという伝統的な調理法で、温泉のミネラルが含まれる約１００℃の蒸気で一気に蒸し上げる為、食材本来の旨みが閉じ込められます。ウチワエビやヒオウギ貝や、ハモ、サザエなど豪華食材のオンパレードは”食べられるアトラクション”のよう。身がしまって甘みが凝縮され、圧倒的なおいしさです。余分な物が全て抜けたような、良い所だけが残った感じは、僕も温泉につかったからこそ味わえた感覚かもしれません。

大分県別府市明礬4組
「別府明礬温泉 岡本屋」
岩瀬 伸子さん
TEL:0977-66-3228

2021年7月4日放送

大分県臼杵市

釣りガールのりゅうきゅう

あじの旨みをしょうゆベースのたれが引き出す漁師メシ

大分県は釣りが盛んな地域。最近では女性の釣り人も増えています。今回はYouTubeやインスタグラムで釣果をアップしている釣りガールののんちゃんに、ご自身で釣ったあじを使って「りゅうきゅう」を作っていただきました。名前の由来は、大分の漁師が琉球の漁師に作り方を教わり地元に持ち帰ったことからとも、ごま和えにする料理を「利休和え」と呼ぶことから派生したとも言われています。漁師たちにとってのまかない飯、また保存食として沿岸地域から県全域に広まり、今の若い世代にもメジャーな料理です。作り方は、刺身大に切ったあじをしょうゆ、酒、みりん、すりごまなどを合わせた漬けだれに浸し、しばらく寝かせた後、温かいごはんの上に大葉やみょうが、海苔、ワサビなど薬味とともにのせていただきます。しょうゆベースのたれがあじの旨みを引き出し、薬味の爽やかな味が良いアクセントになっていくらべも食べられます。釣りを満喫した後、こうやって自分で釣った魚を料理することも楽しみの１つです。

大分県臼杵市
「釣りガール事務局」
のんちゃん
mail:info@tsuri-girl.com

2021年6月27日放送

大分県杵築市

スープ・ド・ポワソン

別府湾の旨みを凝縮した魚のフレンチスープ

美しい武家屋敷や杵築城が観光客に人気の大分県杵築市。今日は大分空港からほど近い隠れ家的レストラン「M.Miura」を訪ねました。オーナーシェフの三浦さんは東京のフレンチレストランで修業後、パリ郊外のビストロや南仏にあるミシュラン２つ星ホテルのレストラン部門、さらにスペインとの国境に近い３つ星レストラン「オーベルジュ・デュ・ビューピュイ」で修行し南フランス料理を会得。地中海、フランス、スペインのそれぞれの調理法をベースに、大分の自然や文化を料理に落とし込んでいます。今回は別府湾で獲れた新鮮なヒメジという魚を使って、南仏のビストロの定番「スープ・ド・ポワソン」を作っていただきました。魚を骨ごと煮て潰し、ペースト状にした魚の骨や野菜でスープにとろみをつける料理で、魚介の旨みが驚くほど濃縮されています。そこへハーブや食用花をあしらい、見た目も華やかな逸品に仕上げています。また、天然の車エビをビールで揚げた「ベニエ」というフランス風の天ぷらは、身のぷりっとした食感とエビの甘み、そして衣の内側に巻いたウニが絶妙のハーモニー。心は一気にフランスへ飛んで行くようでした。

大分県杵築市大字守江1807-5
「M.Miura」
三浦 政智さん
TEL:0978-63-9826

2021年6月20日放送

大分県大分市

ズッキーニのスティック巻き

超カンタン！子どもでもできるオシャレ料理

温暖な気候でおいしい野菜が採れる大分県で僕が料理に挑戦。初夏にピッタリなズッキーニを使った一品を、大分市の野菜ソムリエ・坂本さんに教えていただきました。収穫量は年々右肩上がり、最近はスーパーでもよく見かけるズッキーニ。見た目は“大きいきゅうり”ですが、きゅうりの代用と考えていてはおいしいズッキーニ料理は作れません。実はズッキーニはかぼちゃの仲間で、β-カロテンが含まれているため油と一緒に調理すると体内への吸収量がアップします。作り方は超カンタン！春巻きの皮にズッキーニと大葉、チーズ、生の豚バラ肉を乗せて巻くだけ。ポイントは味付けに焼肉のたれをソース代わりに豚バラの上にかけること。わざわざフライパンで炒めなくてもＯＫです。あとは油で揚げたら出来上がり。カレー塩やスイートチリソースを付けていただきます。パリパリの皮と熱々ジューシーなズッキーニ、そしてとろけるチーズと濃厚な焼肉のたれ。。。春巻きの長い形状を活かしてグラスにさして盛り付けると一気に“映える”料理になります。

大分県大分市
「Kaorucooking」
坂本 薫さん

2021年6月13日放送

大分県大分市

にら豚

大分市親善大使と『ノーカット！万才』

３月に放送した「リモート特別編」で好評だった『ノーカット！万才』を、リモートでなく対面形式でやってみました！前回は先生に教えていただきながら僕が作る形でしたが、今回はお相手の料理作りを僕がリポート＆全力で応援します。ご出演いただいたのは大分市親善大使のお２人。大分名物「にら豚」を作っていただき、２分半で食べるところまでいけるのか！？さらに、調理の合間に大分のＰＲもしていただこう、という詰め込み過ぎのチャレンジ企画です。「にら豚」は今から５０年前に「大分市の特産品を使って安くておいしい料理を作ろう」という考えから、市内の中華料理店で誕生したメニュー。驚くほど簡単に作れてボリューム満点！皆さんにもゼヒご家庭で試して欲しいです。

大分県大分市荷揚町2-31
「大分市親善大使」
小野 永愛さん＆工藤 栄華さん
TEL:097-537-5764

2021年6月6日放送

大分県別府市

マルヴァ・プディング

ティータイムにいただく南アフリカのスイーツ

大分県別府市は温泉の街として有名ですが、世界中から留学生が集まる街としても有名です。ＡＰＵ（立命館アジア太平洋大学）には２６００人以上の外国人留学生が在籍し、街には卒業した留学生たちが開いた個性的なお店も増えています。今回はＡＰＵでグローバル・ロジスティクスを学ぶタトさんに、母国・南アフリカの代表的なスイーツを作っていただきました。料理名の「マルヴァ」は「おいしい」という意味で、日本人がイメージするプリンとは全くの別物。アプリコットジャムを練り込んだカップケーキに、バター、バニラエッセンス、ブランデー、砂糖などをひと煮立ちさせたソースを染み込ませ、夏はアイスクリーム、冬は温めたカスタードクリームを乗せて食べます。ケーキに練り込んだアプリコットの控え目な甘さやソースに忍ばせたブランデーの豊潤な香りが、アイスクリームやカスタードの強い甘さと絶妙に絡み合って口の中で溶けていきます。イギリス文化の影響を受ける南アフリカではティータイムの時にこのスイーツをよく食べるそうで、今回は出来上がりを他の留学生も交えて紅茶とともにいただきました。

大分県別府市上野口町1-15
「別府市観光協会」
タト・ラマセバさん
TEL:0977-24-2828