これまでの放送内容
2020年3月〜4月
伊豆半島特集
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- 2020年4月19日放送
- 静岡県賀茂郡西伊豆町
- いか丸ごと餃子
- アイデア賞を差し上げます!!奇想天外のいか料理!
- 西伊豆町の仁科地区では古くから真イカ(スルメイカ)の一本釣り漁が営まれ、「仁科の真イカ」として知られています。今日は、伊豆漁協の鈴木さん夫妻に、いかのアイデア料理「いか丸ごと餃子」を教えて頂きました。いかは腹わたなどを取り除き、ゲソは食感を楽しむために小さく刻んで餃子の餡と一緒に混ぜます。さて、餃子の皮で包もう!と思っていたら・・・いかの胴体に餡を詰めていくんです!!まさにネーミング通りの「いか丸ごと餃子」。餡を詰め終わったら、約15分蒸せば完成です。輪切りにして口の中に放り込むと、いかのプリプリとした食感と磯の風味が餃子の餡と抜群な相性で、二つ三つと手が伸びます!とってもカンタンなので、家庭でもぜひ試して頂きたい一品です!
- 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科980-8
「伊豆漁業協同組合」
鈴木 惠輝さん
Tel:0558-52-0103
- 2020年4月12日放送
- 静岡県賀茂郡西伊豆町
- うしお汁と田子の押し寿司
- お母さんたちの愛情たっぷり! 西伊豆町の家庭の味
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- 夕陽スポットとして有名な西伊豆町の大田子海岸。この辺りには奇岩が多く、すべてが夕陽に染まる幻想的な光景は圧巻です。そんな美しい海岸で西伊豆町に伝わる家庭の味を頂きました。まずは、山みょうがの葉がアクセントになっている「田子の押し寿司」。山みょうがの葉は殺菌効果もあるそうで、一晩寝かせて作るこの押し寿司には欠かせません。葉をめくりながら食べるのですが、しいたけやかんぴょう、しょうがの味わいと共に山みょうがの移り香が爽やかです。お吸い物は「うしお汁」。沸騰したお湯にかつおの骨を入れ、塩としょうゆで味を整えた超シンプルなお汁です。田子地区では、かつお漁が盛んだったため、かつおが新鮮なうちはお刺身や煮付けで食べ、内臓は塩辛に加工し、残った骨でうしお汁を作る、とかつおを余すことなく食してきたそうです。かつおの骨から出るあっさりしただしが、どこか懐かしくホッとします。お母さんたちの愛情がこもった料理に、僕の心もお腹いっぱいになりました!
- 静岡県賀茂郡西伊豆町田子
「椿の会」
椿 千鶴さん
- 2020年4月5日放送
- 静岡県伊豆市
- イノシシの猟師メシ
- 世には出回らない 猟師さんたちのご馳走料理
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- イノシシ料理といえば「ぼたん鍋」が代表的ですが、今日は伊豆天城の猟師さんたちに「ガラ煮」を振舞って頂きました。これは、あばら骨付きの肉と大根をしょうゆ、日本酒、砂糖で煮込んだもの。あばら骨やその周りの肉は一般的に売り出さない部位のため、猟師さんだけが食べられる“世には出回らない猟師メシ”なんです。しかも、猟師さんたちはイノシシ料理の中で「ガラ煮」が一番おいしいと豪語するほど!どれほどのおいしさなのかと期待を胸に、骨付き肉にかぶりつくとホロホロと肉がほぐれ、一瞬にしておいしさが押し寄せてきます!あばら骨から滲み出ただしを脂身が吸収し、噛めば噛むほど甘みが出てくるんです。イノシシの脂身はしつこくなく、上質な甘さでいくらでも食べられそうです。一緒に煮込んだ大根も口に入れた瞬間にイノシシのだしがジュワ〜っと滲み出てたまりません。他では食べられない大満足の絶品料理です!
- 静岡県伊豆市
浅田 充康さん
- 2020年3月29日放送
- 静岡県賀茂郡西伊豆町
- しおかつお
- 西伊豆町の田子地区だけに残る 江戸時代から続く伝統的な保存食
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- 「しおかつお」は、かつおを塩漬けした後、干したもの。江戸時代頃から作られてきた伝統的な保存食です。西伊豆町の田子地区も、かつお漁で栄えた漁師町。以前は全国的に作られていた「しおかつお」も、今や田子地区だけに残る食文化です。現在でも正月魚として用いられるなど、縁起物としての側面も併せ持ちます。そのまま食べることもできますが、塩気が強烈なため様々なアレンジ料理が考案されています。その1つが塩辛さが和らぐ「甘酢漬け」。噛んだ瞬間の塩辛さはあるものの、甘酢でまろやかさが加わるので食べやすく、噛み進めると最後に残るのはかつおの旨味。塩漬けされ旨味が凝縮されているので、後を引くおいしさです。酒の肴はもちろん、白飯が進むこと間違いなし!さらに、かつお節やなまり節をふんだんにトッピングした「西伊豆しおかつおうどん」も頂きました。温泉卵とよく絡めて頂くのですが、しおかつおの風味や食感が良いアクセントになり、箸が止まりません。気がつけば、2玉ぺろりと完食していました!
- 静岡県賀茂郡西伊豆町田子600-1
「カネサ鰹節商店」
芹沢 安久さん
Tel:0558-53-0016
- 2020年3月22日放送
- 静岡県伊豆市
- イズシカ料理
- 森のごちそう シカの熟成肉を堪能!
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- 今、若い女性にも人気の高いジビエ料理。特に、高タンパク低カロリーなシカ肉は注目の的です。一昔前までシカ肉は「臭い・硬い・クセが強い」といったマイナスイメージで捉える人も多かったものの、現在は丁寧な下処理と熟成によって牛肉や豚肉にも引けを取らないおいしいお肉としてのイメージが定着しつつあります。今回頂いたシカ肉料理は、「ローストディアー(シカのロースト)」と「シカカツ」。「ローストディアー」は、見た目も味もまさにローストビーフ!柔らかく、しっとりとした舌触りで噛めば噛むほど味が出てくるんです。「シカカツ」は、熱々の揚げたてをガブっと一口かぶりつくと、驚くほどジューシー!冷めても、このジューシーさは衰え知らず!パサつきや臭みもなく、シカ肉のイメージが一新されました!「シカカツ」は、シカ肉ビギナーさんやレア肉が苦手な方に、試してほしい一品です。
- 静岡県伊豆市下船原6-1
「大地讃頌」
山本 博之さん
Tel:0558-87-0818
- 2020年3月15日放送
- 静岡県伊豆市
- わさび鍋
- 辛味だけじゃなく風味も楽しめる!わさび、君が主役だ!!
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- 緑豊かな天城山脈に囲まれ水が綺麗な天城湯ヶ島地方は、わさびの栽培が盛んな場所。わさびは、茎に近い部分ほどみずみずしく香り豊かなので、茎の方からおろすのがオススメなんだそう。そして「力は入れずに、円を描くようにゆっくりおろす」のがポイント!早速、川魚のアマゴの刺身におろしたてのわさびをたっぷり添えて頂きました。ツンツンと鼻に抜ける辛みを感じつつ、アマゴの甘みを際立たせてくれます。そして噛めば噛むほど辛さは甘みに変わり、旨みへと変化していきます。わさびが持つ「味の深み」を感じることができて大満足!と思っていたのも束の間。続いての料理は「わさび鍋」。グツグツ煮える鍋に、大福ほどの大きさのわさびボールと大根おろしを入れてひと煮立ち。すると、鍋は一気に黄緑色へ!一見、とても辛そうに見えますが、食べてみるとふわ~っと口いっぱいにわさびの風味が広がり、辛さを感じないから驚きです。料理の引き立て役だと思っていたわさびが、辛味と風味が味わえる主役級の食材だったとは・・・わさび、凄いぞ!!
- 静岡県伊豆市湯ヶ島347
「水の坊風の坊 湯ヶ島たつた」
山田 大介さん
Tel:0558-85-0511