これまでの放送内容
2018年11月〜12月 石垣島特集
-
- 2018年12月23日放送
- 沖縄県石垣市
- グランピングで石垣牛
- 島人と忘年会!年末はモーヤーでしめくくり
- 今年も早いものであと一週間ほど。そこで今回は石垣島の皆さんと忘年会をしました。会場は今話題のグランピング。ずらっと並ぶ食材の中でも、特に目を引くのは石垣牛です。2000年の九州・沖縄サミットの晩餐会でメインディッシュとして供されたことをきっかけに全国的に知名度が高まり、昨年行われた第2回銘柄牛肉好感度コンテストでは最優秀賞を受賞した高級黒毛和牛です。炭火でさっと焼いて食べてみると、その驚くほどさっぱりした脂に感動してしまいます。まるで赤身肉を食べているかのように肉のうま味も感じられ、風味豊かな味わいが口いっぱいに広がります。島の宴といえば、いつの間にか始まる「モーヤー」も楽しみの1つ。三線や太鼓の音に合わせて踊りながら、今回は終わりたいと思います。
- 沖縄県石垣市伊原間2-737
「島野菜バーベキュー 炎空 HONOSORA」
安田 卓司さん
Tel:0980-89-2345
- 2018年12月16日放送
- 沖縄県石垣市
- オニササ
- 石垣島で話題のB級フード!
-
- 石垣島の市街地から少し外れた所にある個人スーパーの前に、「オニササ」と書かれたノボリが幾つも立っています。気になって店員に尋ねると、なんでもこの店の名物だとか。ただ、商品としては売っておらず、自分で作るのだそう。案内されたのは、入口の目の前に設えられたホットケース。ここから備え付けのビニール袋を手に取り、トングでササミフライを袋の中へ。ここにソースやマヨネーズをお好みでかけ、さらにおにぎりを同じ袋の中に入れてぎゅっと潰すようにくっつければ出来上がり。そう「オニササ」とは、おにぎりの「オニ」とササミフライの「ササ」のこと。地元の高校生がフライとおにぎりをくっつけ始め、ネーミングも口コミで広まったんだそうです。
実際に食べてみると、しっかりと下味が付けられたササミフライはおにぎりと絶妙にマッチ。衣はサクッとしていて、フライ弁当を片手で食べているような手軽さも良いですね。惣菜やおにぎりの種類も豊富なので、自分の好みで組み合わせも自由なんだとか。僕もオリジナル「オニシュウ」を作ってみました。 - 沖縄県石垣市登野城1249-18
「知念商会」
知念 秀子さん
Tel:0980-82-9664
- 2018年12月9日放送
- 沖縄県石垣市
- フェイジョアーダ
- 世界中を巡る旅人と作るブラジル料理の代表格
-
- 一年中温暖な気候に恵まれている石垣島では、海辺のキャンプ場にテントを張って生活している人々がいます。今回ご出演いただいたマルセロさんもその一人。彼は世界中を巡る旅人で、1年半ほど前から石垣島へやってきたのだそう。そんな彼が作ってくれたのは、母国ブラジルの代表料理「フェイジョアーダ」。実は僕、リオ五輪でブラジルに滞在していたときに毎日食べていたほど好きな料理なんです。黒豆とスモークベーコン、豚足、ローリエ、玉ねぎ、ニンニクを鍋に入れてことこと煮込み、ごはんにかけて食べるもので、見た目は黒いカレーのようですが味は全く別物。やさしい黒豆の甘みとスモークベーコンの塩気が絶妙にマッチして、ごはんが進みます。ここにオレンジを乗せて食べると、今度は爽やかな柑橘の香りとフレッシュな果汁がみずみずしさを加え、一気に南国の料理に変身します。ただ、煮込むのに1時間ほどかかるため、手間がかかります。こんなときマルセロさんはギターを弾きながら歌うんですって。なんだかとても自由で牧歌的。さすが旅人です。
- 2018年12月2日放送
- 沖縄県石垣市
- ウムザー料理
- 豪快‼ こんなイノシシ料理見たことない!
-
- 海のイメージが強い石垣島ですが、自然豊かなこの島では山の幸も豊富。今回は、農業を営みながら冬場にイノシシを獲り続けて40年というベテランの方に、その獲物を料理して頂きました。石垣島ではイノシシのことを「ウムザー」と呼びますが、その調理の仕方がとにかく豪快!肉の塊を切り分けて中華鍋に放り込み、酢としょうゆで味付けしたらガスバーナーで直に炙るんです!そこへこれでもか!というほど大量のニンニクを投入し、箸が焦げることも厭わず再びバーナーで炙りながらかき混ぜます。
キレイにお皿に盛り付けることなどしません。湯気が立ちそうなアツアツの「ウムザー」肉を、鍋からつまんで口に放り込みます。しなやかな肉とコリコリの皮の食感、そして野性的なニンニクと酢じょうゆの味は他のどんな料理とも似ていないオンリーワンなおいしさ。さらに奥さんご自慢のじゅーしーのおにぎりがまた合うんです!お店では出会えない、猟仲間でないと食べられない贅沢な味です。
- 2018年11月25日放送
- 沖縄県石垣市
- 車エビ
- ゼロからスタートして日本一!
-
- キレイな海として知られ、石垣島随一の観光地でもある川平湾。実はここ、車エビの隠れた名産地なんです。元々沖縄県周辺の海域には天然のクルマエビが生息していません。しかし、配合飼料の開発や沖縄独自の生産技術の確立など、幾多の困難を乗り越えて現在では全国一の生産高を誇るまでに至っているんです。
川平湾周辺にも養殖場があり、サンゴ礁のキレイな海の恵みをたっぷり受けた車エビはとにかく絶品!生の刺身は身がぷりっぷりして甘みが濃く、口の中に至福の瞬間をもたらしてくれます。これから冬にかけて益々甘みが濃くなるそう。また、火を通すことで甲殻類特有のうま味が増す塩焼きもたまりません。軽くシークアーサーを絞ってかぶりつきます。さらに、豪快に4尾も使った天丼も美味。サクっと揚げた衣に甘辛のタレ、ぷりぷりの車エビを頬張れば、タレの染み込んだごはんをかき込まずにいられません。 - 沖縄県石垣市川平906
「味屋 じんべい」
宮澤 正さん
Tel:0980-84-4819
- 2018年11月18日放送
- 沖縄県石垣市
- ピパーチ料理
- エスニックな香りとクセになる辛さ
-
- ピパーチは「ヒハツモドキ」というコショウ科の植物の実のこと。主に乾燥して炒って粉にした物を沖縄県では料理の香辛料や調味料として用いています。石垣島の八重山そばの店には必ず置いてある赤褐色の粉末です。ピパーチを振りかけると、料理が奥深く魅惑的な香りを持つ食べ物に変わります。とにかくエスニック好きにはたまらない強烈な香りで「食欲をそそられるのを通り過ぎて食に対する興奮を感じるような香り」とでも形容したくなります。
今回はハーブ研究家でピパーチマイスターの嵩西さんに「南の島の幸せごはん」と題して、石垣島で昔から食べられてきたピパーチ料理をごちそうになります。ツナとピパーチの実をエクストラバージンオイルで漬込んだ「ピパーチツナ」は、ピパーチの辛さをマイルドに感じられる逸品。また、ピパーチをはじめ数種類のハーブと煮込んだ豚のモツによる「なかみ汁」や、ピパーチの葉の天ぷらもエスニック好きにはたまらない味です。 - 沖縄県石垣市平得1021
「石垣島胡椒園」
嵩西洋子さん
Tel:090-6867-3879
- 2018年11月11日放送
- 沖縄県石垣市
- ビタローのアクアパッツァ
- カンタンなのに超豪華‼ 現代版マース煮
-
- ビタローは「ヨスジフエダイ」や「ハナフエダイ」の沖縄における地域名で、赤いボディーに映える黄色の筋がなんとも南国の魚らしい白身魚。元々沖縄地方ではこういった魚を「マース煮」で食す習慣があります。
- 「マース」とは塩の意味で、白身魚に水と泡盛を加え、塩だけで煮たシンプルな沖縄の家庭料理です。今回はビタローを今風にアクアパッツァにしていただきます。作り方は、超カンタン。フライパンにオリーブオイルを引き、下処理をしたビタローを置いて焦げ目が付くくらい炒めます。その後一旦オリーブオイルを捨て、トマト、ニンニク、アンチョビ、ムール貝、アサリ等を入れ、沸騰したお湯を加えてひと煮立ちさせれば出来上がり。たったこれだけの工程ですが、見た目は豪華!身はふわっふわでスープも美味。忙しい主婦にはもってこいの料理です。
- 2018年11月4日放送
- 沖縄県石垣市
- サバニとモンパと長命草
- 石垣島の海岸には食べ物がいっぱい!?
-
- 石垣島の北東部に位置する久宇良海岸は、まさに「絶景」。この海を「サバニ」という木造船に乗ってクルージングしました。サバニは琉球列島で昔から漁船や荷物の運搬船として用いられてきたもので、帆が受ける風の力と櫂(かい)の力で進みます。やがて、車では辿り着けない砂浜へ到着すると、船長の吉田さんが砂浜に立つ木の葉をもぎり始めました。一体何に使うのか?と伺うと、なんとこの葉を食べるんだそう。実はこれ「モンパノキ」という沖縄地域では海岸によく生えている木なのですが、その葉は昔から民間薬として用いられてきたんだそう。
天ぷらにするとおいしいとのことで、早速僕もトライ!ちょっと不安でしたが、カリカリになるまでじっくり揚げるとポテトチップスのようなお菓子感覚もあり、また肉厚なので野菜を食べている感じもあるんです。他にも庭先に生えている「長命草」の和え物や、砂浜を足踏みしていると現れるイソハマグリの味噌汁もごちそうになりました。 - 沖縄県石垣市平久保234-282
「吉田サバニ造船」
吉田友厚さん
Tel:090-6869-2395