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#60 『世にも』常連の高橋克実が3度目の主演! 間抜けでどこかもの悲しい中年を演じる

おなじみのストーリーテラー・タモリと豪華キャストが視聴者を、“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズの最新版、『世にも奇妙な物語 ’20秋の特別編』が11月14日(土)21時~23時10分に放送される。4つのオムニバスストーリーで構成される秋の特別編は、主演に広瀬すず、濱田岳、高橋克実、大竹しのぶと豪華な4人が主演することがすでに発表され、期待の声が寄せられている。今年は30周年という大きな節目を迎えている本作だが、そんなメモリアルな年を迎え、より一層力の入った4つの“奇妙な”お話が登場する秋の特別編に是非ご注目頂きたい。

役者として、映画やテレビドラマそして舞台はもちろんの事、いまや情報番組のキャスターにまで活躍の場を広げ、マルチに活動する俳優の高橋克実が主演をつとめるのはチョモランマ服部原作の『アップデート家族』(集英社『ジャンプルーキー!』)を映像化した『アップデート家族』。祖父母と子供、三世代で暮らす黒崎家。幸せだったのもはるか昔のこと、家族そろっての朝食も今では殺伐とした風景に変わってしまっていた。高橋が演じるのはそんな黒崎家の父・黒崎睦夫(くろさき・むつお)。うだつのあがらないサラリーマンの睦夫は、妻・洋子(ようこ)には給料が上がらないと邪険にされ、娘の夏海(なつみ)には相手にもされていない。「このままではいけない」と考えていた矢先、睦夫は一枚の折り込みチラシを目にする。それは「ファミリーアップデーター」という新製品の広告だった。そしてその晩、夏海が帰宅すると家の様子がどこか変だ。すると睦夫が現れ「家族をアップデートして効率化を図ることにした」と言うのだが…。

まるで高橋のためにこの物語が書かれたのではないかと思えるほど、哀愁漂う中年男性・睦夫の役がピッタリとハマっている高橋。抜群のコメディーセンスでそんな間抜けでどこかもの悲しい中年を愉快に演じている。そしてそんな父親・睦夫を毛嫌いする、今どきの高校生の娘・夏海役を吉川愛が演じる。子役の頃から培われた確かな演技力で、スピーディーな展開で次々と繰り広げられるコミカルな場面をキュートに演じる。

次から次へと予想もつかない展開で家族がアップデートされていくという、いかにも現代的な物語の『アップデート家族』だが、最後にはやはり『世にも奇妙な物語』らしく、背筋がゾクッとするような予想外のエンディングを迎えるストーリーとなっている。すでに発表されている広瀬すず主演の『イマジナリーフレンド』、濱田岳主演の『コインランドリー』を含めた4つの珠玉のエピソードでお送りする『世にも奇妙な物語 '20秋の特別編』は、11月14日(土)21時から放送。どうぞお見逃しなく。

放送概要

番組名:『世にも奇妙な物語 '20秋の特別編』
放送日時:2020.11.14
ストーリーテラー:タモリ
「アップデート家族」
<キャスト>
黒崎睦夫・・・高橋克実
黒崎夏海・・・吉川愛
ほか
<スタッフ>
原作:『アップデート家族』チョモランマ服部(集英社『ジャンプルーキー!』)
脚本:向田邦彦
演出:北坊信一
編成企画:渡辺恒也、狩野雄太
プロデュース:小林 宙、中村亮太
<制作>
フジテレビ
<制作著作>
共同テレビ