おなじみのストーリーテラー・タモリと豪華キャストが視聴者を、“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズの最新版、『世にも奇妙な物語’20夏の特別編』が放送されたばかりだが、早くもこの秋『世にも奇妙な物語’20秋の特別編』が放送されることが決定した。1990年4月にレギュラードラマとして放送を開始し、その後は特別編という形で年に2度放送を続けるスタイルで、これまで各時代を代表するような作家や脚本家と豪華俳優を掛け合わせることによって奇妙な物語の世界観を作り出してきた本シリーズだが、今年は30周年という大きな節目を迎えている。超人気シリーズの30周年ということで、よりいっそう力の入った秋の放送は、広瀬すず、濱田岳、高橋克実、大竹しのぶの4人が主演することになった。そんな豪華な「秋の特別編」にも是非ご注目頂きたい。
4作品のオムニバスで構成される『世にも奇妙な物語’20秋の特別編』。
その圧倒的な存在感が同世代の女優の中でも群を抜いている広瀬すずが主演をつとめるのは「イマジナリーフレンド」。広瀬が『世にも奇妙な物語』に出演するのは今回が初めてのこととなる。夏の特別編の「しみ」では姉の広瀬アリスが主演をつとめており、夏編と秋編での姉妹共演が実現した。
続いて鈴木祐斗の『ロッカールーム』(集英社『少年ジャンプ+』)が原作となっている、「コインランドリー」でうだつの上がらない青年・橋本学役を演じるのは、数多くの映画、テレビ、そしてCMに出演し、コミカルな役からシリアスな役まで個性的に演じ分ける俳優の濱田岳。そして、物語の中で重要な役割を担うキーパーソンの清掃員を、ものまねタレントのコロッケが怪演する。
さらに、チョモランマ服部原作の『アップデート家族』(集英社『ジャンプルーキー!』)を映像化する「アップデート家族」で一家の父親役を高橋克実が、その娘役を子役時代から培った確かな演技力に定評のある吉川愛が演じる。高橋といえば、昼の情報番組『直撃LIVE グッディ!』のMCとしての活躍が知られているが、『世にも奇妙な物語』には過去何度か出演しており、主演は今回が3度目となる。
そして、最後に「タテモトマサコ」の主演をつとめるのは、どんな役も変幻自在に演じることができる、日本を代表する大女優、大竹しのぶ。大竹が初めて『世にも奇妙な物語』に出演したのは、29年前の『世にも奇妙な物語 秋の特別編』の「ニュースおじさん」(主演)で、主演を務めるのは2009年「春の特別編」の「ボランティア降臨」以来3度目となる。また、大竹しのぶ演じる館本雅子の同僚役を、本作が本シリーズ初出演となる成海璃子が演じる。
『世にも奇妙な物語’20秋の特別編』の豪華出演者が明らかになり、まだこれからが夏本番ではあるが、早くも秋が待ち遠しくなりそうだ。また、秋の特別編もストーリーテラーとしてタモリが出演する。唯一無二の存在感を示すタモリにもぜひご注目いただきたい。