今回の放送で30周年という大きな節目を迎える『世にも奇妙な物語』は、珠玉の短編ドラマをオムニバス形式でお送りし、毎回斬新で多様なラインナップをとりそろえ、おなじみのストーリーテラー・タモリと豪華キャストが“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズ。このたび、7月11日(土)21時から放送される『世にも奇妙な物語’20夏の特別編』に、伊藤英明が出演することが決まった。演じるのは4話のオムニバスのうちの1話『3つの願い』で、伊藤が『世にも奇妙な物語』に出演するのは今回が3回目、2012年に放送された『世にも奇妙な物語’12秋の特別編』以来8年ぶりとなる。
伊藤が演じるのは、絶世の美女だという妻と豪邸に住む謎の男、若林和也(38)。ある日、若林が最愛の妻と庭でランチをとっていると、ふとした隙に、妻がこつぜんと姿を消してしまう。すぐに警察を呼び、捜査を始めたところで突如電話が鳴る。どうやら妻は誘拐され、犯人は妻と引き替えに、5億円を要求しているようだ。ところが、警察が若林に本格的な事情聴取を始めると、どうも若林の言動が怪しい。。。妻に異常な執着を見せているのに、肝心な妻の情報を全くもっていないのだ。旧姓も出身地も、家族の連絡先すら知らないという。警察の疑いが一気に若林に向かった所で、若林が5年前に発見したランプと、それにまつわる奇妙な出来事について語り出した。果たしてこの誘拐事件には、どんな謎が隠されているのか、そして若林は最後に愛する妻を連れ戻すことができるのか!?
終始ドキドキハラハラするような、いわゆるホラーではなく、見る人が自身の人生や価値観、そして人間が持つ欲や煩悩について、深く考えさせられるようなユニークかつ深い物語となっている。ストーリーはいわばホラー版和製「アラジンと魔法のランプ」といったところだが、最後に若林を待っている結末を目にした際は、背筋を冷や汗がすーっと落ちるような、そんな恐怖の感覚を味わうことができるだろう。また、ランプから登場する魔人役には、どんな役もこなす名バイプレーヤー滝藤賢一が、そして若林を追い詰める刑事役には松角洋平ら実力派俳優が脇を固める。
すでに発表されている、杏主演の『燃えない親父』、そして広瀬アリス主演の『しみ』を含む、4つの珠玉のエピソードが含まれる『世にも奇妙な物語 ’20夏の特別編』は、7月11日(土)放送。蒸し暑い夏の夜に、是非ゾクッとするような恐怖で涼んでいただきたい。お楽しみに。