珠玉の短編ドラマをオムニバス形式でお送りする『世にも奇妙な物語』は、毎回、斬新で多様なラインナップをとりそろえ、おなじみのストーリーテラー・タモリと豪華キャストが“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズ。6月8日(土)21時から放送の『世にも奇妙な物語 ’19雨の特別編』では、郷ひろみが戦隊ヒーローを演じるユーモラスな『永遠のヒーロー』、吉田羊が神隠しにあった息子の母を演じる『しらず森』、木村文乃が種から生えた人間を育てる『人間の種』といった個性的な作品をお届けするが、このたび玉森裕太が恐怖のピアノ楽曲を奏でる驚愕(きょうがく)のサスペンス作品『さかさま少女のためのピアノソナタ』(講談社ノベルス「千年図書館」所載)で主演をつとめることが決定した。玉森演じる主人公は音楽大学のピアノ科に通うが、コンクールで思うような成績を残せず、将来を迷っている大学生・黒木聖。また、同じ音楽大学に通い数々のコンクールで優勝をし、将来を約束された天才ピアニスト・吉野八重を黒島結菜が演じる。
音楽大学のピアノ科に通う黒木(玉森裕太)は音楽コンクールに挑戦するも良い結果が残せず、天才的才能を披露する同級生・吉野(黒島結菜)と比べ、自分には才能がないのではと落ち込んでいた。そんなある日、薄暗い道に見慣れない古本屋を発見する。立ち寄ったその古本屋でふと目に止まった古いドイツ語の楽譜集。その中から落ちてきた赤黒いシミのついた楽譜に何か引かれるモノがあり、楽譜の余白に書かれていたドイツ語を翻訳してみる。するとそこには『さかさま少女のためのピアノソナタ』『絶対に弾いてはならない』と書かれていた。気になってソナタについての検索を始める黒木。たどり着いたサイトには「この曲をもし弾き間違えたなら、必ずや手を失うだろう」と書かれていたのだった!友人の野下(大内田悠平)は鼻で笑うが、黒木はどうしてもその楽譜が気になり、そのピアノソナタに挑戦することを決意。弾き始めると突然まわりの音が消え、ピアノ以外の音が聞こえなくなったのだ。不思議に思いふと見上げると外で降っていた雨、メトロノームや壁時計の秒針もすべて止まり・・・。それが天才ピアノ少女にまつわる悲劇の序章だった。
『世にも奇妙な物語』には2014年の「ニートな彼とキュートな彼女」以来2度目の出演となる玉森裕太。これまで『ごくせん THE MOVIE』(2009年)、『レインツリーの国』(2015年)、『リバース』(2017年・TBS)など数々の映画やドラマに出演。今月末には主演作の映画『パラレルワールド・ラブストーリー』の公開も控えている。
『世にも奇妙な物語』には初出演となる黒島結菜。これまでNHK大河ドラマ『花燃ゆ』(2015年)や映画『十二人の死にたい子どもたち』(2019年)などに出演。『時をかける少女』(2016年・日本テレビ)では連続ドラマ初主演をつとめるなど今後の活躍が期待される実力派若手女優の一人。今後は、NHK『いだてん〜東京オリムピック噺〜』の出演、年末にはヒロインを演じた映画『カツベン!』の公開などが控えている。
呪われたピアノソナタに隠された秘密とは一体?『さかさま少女のためのピアノソナタ』他、梅雨の季節に家で見るのにぴったりのラインナップがそろった『世にも奇妙な物語 ’19雨の特別編』は、6月8日(土)21時から放送。乞うご期待!