この秋、11月10日(土)午後9時から土曜プレミアム枠で放送される『世にも奇妙な物語 ’18秋の特別編』の一遍として、坂口健太郎さん主演の密室サスペンス劇「脱出不可」を放送することが決定いたしました。今回、『世にも』シリーズ初出演にして初主演を務める坂口さんは2014年に俳優レビューして以来、ドラマ『コウノドリ』シリーズ(2015年、2017年)や『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016年)、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(2016年)などに出演。今年放送された『シグナル 長期未解決事件捜査班』で連続ドラマ初主演を務めました。映画界での活躍もめざましく、2016年公開の映画「64-ロクヨン-前編/後編」で第40回日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞。映画「今夜、ロマンス劇場で」(2018年)では綾瀬はるかさんとダブル主演を務め、さらに、出演映画「人魚の眠る家」の公開を今年11月16日(金)に控えるなど、多彩な役どころを演じる坂口さんが今作で演じるのは出版社編集部勤務の志倉真司(しくら・しんじ)。見覚えのない狭いコンクリートの部屋に閉じ込められ、脱出を図るために悪戦苦闘する青年を臨場感たっぷりに演じます。
ある日、目を覚ました主人公の志倉真司。そこはコンクリートの狭い部屋の中。喉の渇きを癒やそうとドアの方へ向かいますが、施錠されていて外に出ることができません。「何だこれ、暗証番号?」ドアをたたいても応答はなく、なぜか携帯電話も時計も見当たらず…。途方にくれていると突然、部屋の中にある4つのモニターが起動します。1つには真司自身の姿、その他のモニターには真司と同じ境遇の男女3人がそれぞれの部屋で困惑する様子が映し出されています。画面下には“視聴者数”の表示。“脱出ゲームスタート。三重にかけられたロックナンバーを見つけ出し脱出せよ”の文字が出ると、“なにこれww”“ドッキリ?”など、視聴者のコメントが矢継ぎ早に流れ出します。どうやら4つのモニターに映っている映像は、インターネットを通じて不特定多数の人に閲覧されているようです。ふと、“視聴数を稼ぎ、視聴者からヒントを集めることで突破口を見つけられるかもしれない”とひらめいた真司は、視聴者の力を借りながら脱出を試みますが・・・。一体、なぜ真司は密室に閉じ込められてしまったのか? そして脱出ゲームの主犯は何者なのか…? その理由が明らかになったとき、予期せぬ結末へとストーリーが転がり出します。
顔の見えないSNSの怖さ、傍観するだけで手を差し伸べようとしない希薄な人間関係…。坂口さんが“現代社会において、誰の身に起きたとしてもおかしくない話”だと表現した今作。演出するのはこれまで『世にも』作品を数々手がけてきた都築淳一監督。“世にも”らしい奇妙な世界へいざなう密室サスペンス劇「脱出不可」にご期待下さい。
「インターネットにおける“集合知”のすごさと怖さをテーマに、現実に起こりえるかも知れないあまりにも不可解な密室からの脱出劇を描いた一遍です。『世にも奇妙な物語』初出演となる坂口健太郎さんが全編ほぼひとり芝居でありながら、鬼気迫る迫真の演技を繰り広げています。謎に満ちた密室から命がけで脱出を図る青年がたどり着く先には、衝撃的な真相が待っています。あまり日本のテレビドラマでは見ることが出来ないサスペンスフルなストーリーになったと思います。いったい何のために? どうやったら出られるのか? 脱出する方法を皆様で考えながら、是非リアルタイムでお楽しみください」