『世にも奇妙な物語'16春の特別編』(5月28日(土)よる9時~11時10分放送)4本目の作品が唯一の女性主演作となることが決定した。しかも作品内容が非常に突き抜けた興味深い内容。
美人であるがために税金を払わせることになってしまう『美人税』という物語で、美しくなければ演じられないこの主演として抜擢されたのが佐々木希である。
財政が逼迫する中、日本政府は「美人税」を導入する。美人は男性から御飯をご馳走してもらったり、他の人が叱られたりする中、優しくされたり、人生において得をしている。だから税金を払えというのである。美しい愛子(佐々木希)の美人税は20%と高額。かさんでいく税金に全く納得がいかない愛子だったが、次第に政府に認定された特別な美人であることに優越感を覚え始める。しかし、「美人税」が思わぬ事態を次々と巻き起こしていくのだった・・・。
という物語。美人税と最初に聞いた主役、愛子(佐々木希)が最初にとった行動とは「美人税」反対を訴えることだった。
このような美しくなければできない役を依頼され、佐々木はどのような感想を持ったのだろうか。
「美人税が増えたら自信はつくけどお金はなくなっていくのは、ものすごく複雑ですね。私だったらお金を取られるのはぜったい嫌です」と語る。そんなとんでもない設定の役を演じるにあたり「今回は“振り切る”ということを目標に、恥ずかしがらずにやっています。特に(シーン中)ものすごい顔をするところがあるんです。(収録現場)みんなで爆笑していました。どこまでいけるかっていうことをつきつめていますので、ぜひその顔は見逃さないでいただきたいと思います!」と満面の笑みで答えている。
「美人税」に最初は戸惑っていたものの、徐々にステータスと感じるようになり、愛子に変化が生まれてくるシーンを撮影している間、佐々木のコミカルでキュートな演技が炸裂し、スタッフの間から笑いが思わずこぼれていた。
この役にぜひ!と依頼したプロデューサーの永井は起用理由をこのように答えている。
「佐々木希さんは、誰もが『美人』と聞いて納得し、そして嫌味がない人。『呪web』で初めてご一緒し、前向きに楽しく懸命に作品に取り組まれる姿勢にも好感を持ちましたので、きっとこの『美人税』に翻弄される愛子役も思い切って演じてくださるだろうと思いました」
最後に佐々木は「もし美人税があったらぞっとしますが、皆さんはどうでしょう。気になります。ぜひご覧ください」と視聴者それぞれの見方で見てほしいとメッセージを送った。
この作品が『世にも奇妙な物語』の歴史に新たな1ページを加えることになりそうだ。最後の1秒まで見逃さないでいただきたい。