インタビュー

「あと15秒で死ぬ」梶裕貴さんインタビュー

今回の出演のお話がきた時の感想は?

いわゆる“怖い話”が苦手な自分が、小学生の頃に勇気を出して、ほぼ初めて触れたホラー・オカルト系作品。ただ単に“怖い”というわけではなく、まさに“奇妙な”物語が描かれていたことに衝撃を受け、以来、とても大好きなシリーズとなりました。ヒヤリとする話はもちろん、思わず笑ってしまうようなものから感動の涙を誘うものまで、幅広い魅力のあるドラマだと感じています。

台本を読んでの感想は?

とても面白くて、最後までワクワクしながら台本を読ませていただきました。これぞ、タイトル通り『世にも奇妙な物語』。

今回の“死神”という役柄について。

読み手によってさまざまなイメージを持つであろう、非常に遊びがいのあるキャラクターだなと感じました。その分、とても難しい役柄だな、とも。

実際に演じられてみての感想は?

声優である自分を配役してくださった意図を考えつつ、声や芝居で、どこか良い意味での“違和感”を生み出せればなと思いながら演じました。なにせ、そもそも“死神”という存在自体が異質ですからね(笑)。声の現場でもあまり演じたことのないような役柄に挑戦させていただき、とても楽しかったです。

特殊メイクを施してのお芝居になりましたが・・・。

初めての特殊メイクだったので、シンプルにうれしかったです。しかも、この分野におけるトップアーティストであるJIROさんにメイクをしていただけるとは。原作にある“猫”という要素をくみ取りつつ、どこか人間らしさも残した、その絶妙なさじ加減に感動しました。貴重な経験をさせていただきました。

吉瀬さんとの共演の感想は?

終始、二人芝居。役者の大先輩である吉瀬さんとの掛け合いは、とても刺激的な時間でした。また、座長としての振る舞いが本当に素敵な方で、多くのことを学ばせていただきました。共演させていただくことができ、光栄でした。

ご自身ではこのように、現代社会では説明できないような奇妙な体験はありますか?

数年前、富士登山をしている時のこと。真夜中、飛行機とは明らかに違う動きをした幾つかの光が、集団で移動していたのを目撃した・・・と一緒に登っていた友人が言っていました(笑)

視聴者の皆様へメッセージをお願いします。

実に『世にも奇妙な物語』らしい、ちょっと怖くて、どこか不思議な作品です。ご覧になった皆さんが、これからの人生、ふとした瞬間に“死神”の存在を意識してしまうような・・・そんな印象に残るキャラクターを作り出せていたら幸いです。放送を楽しみにお待ちください!