インタビュー

台本を読んだ感想

自分ならどうするだろうって考えました。SNSの怖さを感じる作品になっていると思いますが、実際、誰の身に起きたとしてもおかしくない話だと思うんです。心のどこかで他人事を客観視したり、自分と距離をあけてしまったり…。そういった現代に生きる人の行動心理を表現した作品ですので、視聴者の方がリアリティを感じてくださったらこの作品として成功なのかなと思います。

主人公を演じて感じたこと

密室に一人きりで閉じ込められるというシチュエーションでしたので、演じる難しさを感じました。モニターの向こう側に相手はいるんですけど、目の前にいないという感覚が不思議で。主人公と一緒に視聴者の方にもストレスを感じながら見て欲しいと思いますし、そのためにも臨場感やスリル感をどうやったら表現できるか、試行錯誤しながら演じました。狭い密室の中で動けるスペースは当然限られるので、その分、表情や身振り手振りだけなく、いろんな表現の仕方を駆使しなければいけないなと思いました。

視聴者の方へのメッセージ

この作品を通じて何かメッセージを届けたい、というよりは、視聴者の皆さんに負荷を感じていただけたら、きっと心に残る作品になるんだろうな、という気持ちです。必ずしもポジティブな感覚ではないかもしれませんが、負荷をかけて見ていただいた方が、より一層物語を面白く感じていただけるんじゃないかなと思います。