インタビュー

『世にも奇妙な物語』初主演にあたってのお気持ちは?

『世にも奇妙な物語』といえば、学生時代に友人の家に泊まって、みんなで一緒に見ていた思い出があります。ですから出演させていただくことになり、本当にうれしいです。

「夢男」はどんな作品だと思いますか?

この作品のテーマは恐怖であり、それによる集団パニックを描いていて、まさに今、2017年のお話だと思います。実際に“夢男”がいるかもしれないという話を私も聞いていて、無いようであり得る話だなぁ、と思いました。私自身の周りでも、似たように噂が噂を呼ぶようなことが起きたことがあったし。SNSだとか、情報をゲットするのが便利な時代になったからこそ、こういうことがよりリアルになったと思います。だから、そういった恐怖が伝わるよう、演技できたらいいなと思いました。

「夢男」として登場するThis Man氏のことはどう思いますか?

見た目は不気味なんですけど、どこかかわいそうというか、助けてあげたいって思ってしまう存在です。嫌いにはなれないし、無視することもできない。そんな特徴的な顔をしていて、あったことあるようで無いみたいな、不思議な感覚をぴったり捉えている顔だと思います。

撮影現場の様子はいかがですか?

(映画と比べると)ドラマの撮影ってテンポが早くて、そのテンポに慣れるのに苦戦していますが、監督もすごく楽しい方で、現場も明るくて、怖い作品を撮っているようには思えないです。毎日笑って楽しんでいます。

芝居で心がけていることは?

撮影は(ストーリー順でなく)バラバラに撮っているので、その前のシーンがどれぐらい怖かったか、しっかり前のシーンを想像して表情を作り込んでいます。短いお話ですが、表現がどんどん変わっていくので。

視聴者の皆さんへのメッセージをお願いいたします。

ハラハラドキドキするシーンがたくさんあります。暴動だったり、夢男を見た人たちが狂っていく様子は、怖いけど引き込まれると思います。実際にこういうことが起きたらどんな感じかなぁなど、想像しながら見ていただけたら、より怖くて面白いと思います。私たちにとって意外と身近な話だし、本当に“世にも奇妙な話”なので。週明けの学校や職場で絶対に盛り上がれると思います! それに、ふと振り向いたら、実際に夢男が街を歩いているかもしれませんよ!