インタビュー

台本を読まれてのご感想を教えてくださいますか。
とても直観的で未来に対しての希望と絶望を同時に感じさせてくれる面白い本でした。
ウェルサがもし手に入ったら、妻夫木さんだったらどんな使い方をしてみたいですか。
あるいは利用されませんか。その場合は理由も教えていただけますでしょうか。
ちょっと使ってしまいそうです。夕食を決めるのに迷うくらい優柔不断な性格なので頼ってしまいそうです。
おかげさまで「世にも奇妙な物語」は今年で25周年です。妻夫木さんが出演された「美女缶」は特に人気があり、先日行いました、「あなたの好きな世にも奇妙な物語は」アンケートではトップ10に入りました。
そのときの撮影で印象に残っていることがあればおしえていただけますか。
皆さんの心に残ってくれるということはとても嬉しいことです。
美女缶は筧昌也監督がセルフリメイクするということでお話を頂いたのですが、発想がとにかく面白くて恋愛のいいところと悪いところを凝縮した作品でした。絶対的な幸福感は続かないんだなと思わされる最後でした。特に僕までもが缶から生まれたものであった結末には驚嘆しました。
妻夫木さんがご覧になって心に残った作品がありましたら、(もしよければご自分の出演作品以外で)教えていただけますでしょうか。そして「世にも奇妙な物語」のどのようなところに魅力を感じられるか教えていただけますか。
「そして、くりかえす」
切なく終わると思いきや、最後の大オチに声をだして笑うくらい面白かったのを憶えてます。
世にも奇妙な物語は僕にとってどこか登竜門のような存在だと考えていました。それは脚本家さんや監督さんにとっても、もしかしたらそういう存在なのかもしれません。いつかでてみたいとずっと心の奥底にしまっているような存在で、美女缶で初めて出演できた時は不思議な感じでした。人間の想像力は果てしない。その中に儚さを感じさせてくれる。そこが僕にとっての世にも奇妙な物語の魅力です。

この番組をご覧になる視聴者の皆様へメッセージをいただけますでしょうか。

人生には良いことも悪いこともあります。でもきっと明日はある、そんな言葉を投げ掛けてくれるこのドラマが僕は好きです。初めての方にもずっとファンの方にも今回の世にも奇妙な物語が一番心に刻まれてくれたら嬉しいです。