
土曜プレミアム『世にも奇妙な物語'13春の特別編』

- 「ロングウェルシステム」の社員・ミサキ(佐々木希)は、同僚の徹(田中幸太朗)と交際中。一方で、ミサキを“ゆとり”とバカにする上司の荻野からのパワハラにも悩まされていた。そんなある日、ミサキのパソコンに謎のメールが届き、それをクリックすると、「呪web」へというサイトへつながった。その案内人であるキャラクター・ワラニンから呪いのシステムを紹介されたミサキは、100円を払い荻野に「プチ呪い」をかける。

- 世界的な石油産出量激減による影響で、物価は高騰、失業率も戦後最悪となり、日本は超不況時代を迎えていた。湯元(丸山隆平)も、職を求めてハローワークへ通っていた。そんなある日、尿意を催し公衆トイレへ駆け込むが、節水のため使用禁止となっていた。仕方なく公園の茂みへ行き、ホームレスが残したたき火に放尿する。すると、火は消えるどころか、激しく燃え上がった。その後、病院で検査をした湯元に医師は、湯元の尿が石油になっていることを明かした。

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- 原作
- 小田 扉(「もどき」
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- 『前夜祭』所収 講談社)
- 脚本
- 森ハヤシ
- 演出
- 鈴木雅之

- ホノルル行きの飛行機の中で、男性が倒れた。客室乗務員の呼びかけに応えて、桐原(小栗旬)は自分が医者であると言い、苦しむ乗客を触診し、軽い不整脈と診断。やがて、男性は落ち着きを取り戻した。そんな桐原の見事な処置に、人々は歓声をあげたが、実は桐原はただの医学生だった。そうするうちに、倒れた男性が再び苦しみだし、桐原は緊急手術を強いられる。しかし、助手がいなければ手術はできないと拒む桐原。そこへ、看護師と麻酔医を自称する人物が現れた。お互いが本物だと思う三人だったが…。

- 結婚10年目を迎えた三恵(檀れい)は、自分を束縛する夫・圭介(尾美としのり)が煩わしくなり、ある晩、強盗がやったと見せかけて、圭介を撲殺してしまう。アリバイ工作も完璧に行い、外出先から自信満々で帰宅すると、死んでいるはずの夫がよみがえっていた。驚愕した三恵は圭介を見るが、圭介には殺された記憶もないらしく、まるでいつもと変わらない。さらに憎しみが増した三恵は、今度は絞殺して死体を埋めるが、圭介は再びよみがえる。刺殺して火葬してもよみがえってくる圭介に三恵は…。

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- 原作
- 辻村深月(「踊り場の
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- 花子」『ふちなしのかがみ』
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- 所収 角川書店)
- 脚本
- 高山直也
- 演出
- 木下高男

- 小学校教諭の相川(徳井義実)は、同僚教師が体調不良となったため、一人で夏休みの当直を担当することになった。相川が職員室にいると、電話がかかってきた。電話の主は、2カ月前まで教育実習に来ていた大学生のチサ子(大政絢)だった。実習の際に忘れた物を取りに来たいというチサ子。相川が了承すると、チサ子はすぐに現れた。正門は施錠されているはずなのに、チサ子が入れたことをいぶかしがる相川。そこで、校内に侵入者がいないか、チサ子とともに校内を点検することに。校内を歩きながら、相川はこの学校に伝わる「花子さん」の伝説について話し始める。
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