世にも奇妙な物語 秋の特別編
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- 原作
- 近藤史恵(「不幸せをどう
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- ぞ」『自選ショート・ミス
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- テリー』所収 講談社)
- 脚本
- 旺季志ずか
- 演出
- 都築淳一
- 人並みに幸せに憧れるOLの立川美紗(篠原涼子)。バスの窓から見えた「不幸せをあなたに 不幸せ斡旋所」という看板が目に留まり、なぜか、勢いでその斡旋所と不幸せを提供する契約を結んでしまう。確かに、美紗がその斡旋所に希望の不幸せを頼むと不幸は起こった。しかし、それはただの不幸ではなく、後に幸せな結果を得るための不幸せであったのだ。斡旋された不幸せで美紗は次々と幸せを手にしていく。しかし、彼女は次第にその幸せでは満足できなくなっていき…。
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- 川越由紀
- 瀬戸朝香
- 木下友恵
- 山口香緒里
- 沢渡ケンタ
- 山下徹大
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- 川越由紀(瀬戸朝香)は、朝目覚めると、部屋に誰かが侵入した形跡を発見する。鍵はきちんと施錠されている。行きつけのバー『LOOP』で、そのことを友人の木下友恵(山口香緒里)、恋人の沢渡ケンタ(山下徹大)に話すが、「また、その話?」ととりあってもらえない。
同じようなことが何度も続き、ついに自分の記憶がところどころ抜けていることに気づき始めた由紀は…。
- ヤクザの組長である重松剛三(津川雅彦)は、医師に余命半年を宣告される。しかも、ショックのまま病院を出たところで、何者かに脇腹を刺され命を落としてしまう。ところが、重松が行くはずだった地獄では、事件が起こっていた。地獄が満員になったため、地獄に行く予定だった人が生き返ってしまうのだ。重松は生き返った。地獄に行くことになれば、死なずにすむ…、人々は悪事を働くようになり、重松も、部下と悪事の限りを尽くしていた。そんな中、忠実な部下の武藤(松重豊)が重松をかばって被弾する。しかし、当然死ぬはずがないと思っていた武藤が絶命し…。
- 山岡貴志(西島秀俊)は、小説家としてデビューしてから3年、一向に新作ができず、もはやアルバイトをしないと食べていけない状態にあった。ある日、バイト帰りに古本店で自分のデビュー作が束になって売られているのを見て、思わず買ってしまう。家に帰ってみると、その中に日記帳が紛れていた。そこには、「8月31日、今日も何もいいことがなかった」などと、ピンクの文字で毎日似たようなことが1行程度綴られていた。山岡はふと、8月31日のところに「俺も同じ」と書いてみた。すると、その下に「俺って誰ですか? 勝手に人の日記にいたずらしないでください」との文字が現れ、そこから、山岡と少女・北嶋ゆりえ(蒼井優)の交換日記が始まった。
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- 原作
- 松山ひろし(「開けてく
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- れ」『3本足のリカちゃん
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- 人形』所収 イースト・プ
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- レス)
- 脚本・演出
- 君塚良一
- 大学生のシナコ(優香)は恋人のヒロシ(石垣祐磨)、そして、友人のカップルの4人で山奥の別荘へ泊まる約束をしていた。しかし、ヒロシは急用ができて、遅れて別荘へ向かうことになった。道中、眠りに落ちてしまったシナコ。目が覚めると、そこは別荘のベッドの上だった。そこでシナコは、ヒロシが事故にあって死んでしまったと聞かされる。現実が受け止められないシナコ。すると、別荘の玄関から戸を叩く音とともに「開けてくれ」という声が…。それは、まぎれもなくヒロシの声だった。
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