
世にも奇妙な物語'01春の特別編

- 「友達がいない」と悩む西嶋小百合(深田恭子)。友達がいないと思われるのが嫌で、時々意味もなく携帯をいじってみるが、実際、携帯に友達から電話がかかってきたことは一度もない。
そんな小百合のもとに、ある日発信元不明のメールが届く。「あなたも友達登録しませんか?」。うさんくさいと思いながらも、画面の指示に従って登録を完了した小百合。と、その瞬間、不思議なことに見ず知らずの少女から「おはよう、小百合!」と声をかけられる。「まさか、今の登録で?」と半信半疑ながら登録を続け、どんどん友達を増やしていく小百合。しかしその先に待っていたものは…。

- 安月給でこき使われる生活に、ややうんざり気味の男、高桑喜一郎(市川染五郎)。一攫千金を夢見て株に興味を持ち始めた矢先、自分と同じ名前の株を見つける。「へぇ、こんな名前の会社もあるのか」という程度の認識だった喜一郎だが、実は喜一郎本人が株となって上場しており、市場で取り引きされているのだった。自分自身の行動によって、株価が変動することを知った喜一郎は、がぜん張り切って仕事をするようになるが…。

- 第二次世界大戦中、敵国空爆の重大任務を背負ったまま、作戦途中で忽然と姿を消した戦闘機『雷神』。それが突然、現代に姿を現した。別世界に迷い込んでいるという状況を理解せぬまま、任務を遂行しようとしている戦闘員たち。このままでは、世界が大変なことになる。『雷神』の通信兵、本田正生の孫(草野康太)にあたる、本田時生(川岡大二郎)が急きょ、説得のために呼び出され…。

- 心臓移植の手術を受けた槇原緑(羽田美智子)。手術は成功し、緑はどんどん健康を取り戻していくが、時々、以前には無かった感覚にとらわれることが起こるようになった。飲めなかったアルコールが欲しくなったり、タバコが吸いたくなったり、以前はさほど好きでもなかった体を動かすことを楽しく感じたり…。そんなある日、緑は一人の男性と出会う。

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- 原作
- 京極夏彦(「厭な子供」
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- 『さむけ』所収 祥伝社)
- 脚本
- 鈴木勝秀
- 演出
- 佐藤祐市

- 夢のマイホームを手に入れるも、不況のあおりをもろに受け日々の生活に追われるサラリーマン、高部雄三(小日向文世)。妻・和子(森口瑤子)との関係も冷えきって、片道2時間、往復で4時間もただ移動のためだけに使う毎日にうんざりしている。会社に行けば、陰湿な上司のイヤミ三昧。些細なことにもついイライラとしてしまうのだった。
ある日、いつものように帰宅した高部が、家のドアを開けると見知らぬ子供が一人。呼び止めるまもなく子供はどこかへ走り去ったが、妻に聞いても「そんな子供は見たこともない」と言う。
出演者のお名前は、現在改名、新たに襲名された方についても、出演当時のお名前を表記しております。
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